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What's Old (Jul - Dec '24)
  • 2025.03.21
      • 「365日ジャズまみれ」で、July 15をアップしました。
      • そろそろ桜の便りが聞こえてくる時期になって来て、落ち着かなくなるのです。今年はまた山形迄出張るか、会津美里位いにとどめるか・・・。
  • 2025.03.14
  • 2025.03.07
  • 2025.02.28
      • 「365日ジャズまみれ」で、July 12をアップしました。
      • 例年よりも一寸長めの寒気がようやく収まって来て、やっと春の話題をTVで聴けるようになって来ました。Nelsonはカミさんから、「寒すぎる日のテニスは出禁だ・・・」と決められていましたが、今週くらいからは久しぶりに汗がかける陽気になって来たようで、畏友からのお呼びも掛り始めて来ております。
  • 2025.02.21
  • 2025.02.14
  • 2025.02.07
  • 2025.01.31
  • 2025.01.24
  • 2025.01.17
  • 2025.01.10
    1. この所、年越しから新年という時の流れに揉まれているせいか、大昔の大阪市内生まれであるNelsonの「老いの繰り言」を続けておりますが、ご寛恕ください。
    2. Nelsonは戦時中の大阪市内生まれであります。終戦が近くになって米軍の空襲が激しくなったので、一人歩きが出来る4人の兄姉達はまぁ何とかなるとしても、乳飲み子であったNelsonにまで母の手が回らなくなったそうです。父親が奈良県の法隆寺村の農家で乳母さんをして呉れる知人を探し出したものの、その途中には低いとは言え生駒山脈があって、約40キロの行程ですから行き来は大変です。
    3. 今は亡き母がNelsonを背負って大阪市内を早暁に出て、奈良との県境にあって険阻で鳴る暗峠(くらがりとうげ)経由で、疎開者が皆で辿った「暗越奈良街道」を越えて「斑鳩(いかるが)の郷」の 法隆寺村(現在の生駒郡斑鳩町)の乳母宅に迄届けに行ったものの、市内の棟割り長屋にあった父や兄姉が身を潜めていた自宅にまた戻らねばなりませんから、女一人の足ではそれはそれは難儀な事だったことでしょう。
    4. 物心付いてから思い出したのは、母代わりにいっつもNelsonを背負って子守唄を聞かせて呉れていた今は亡き長姉が、背中に負ぶっているNelsonにこもごも、「行き返りの道中にはなぁ、よぉさん(沢山)の疎開者が途切れ無ぉ居ったからまぁまぁ安心やさかい、山越えがある長い道のりやのに行き来出来たんやわ。そやけど、あんたを背負ってのことやもの、その道中でへたって(疲れて)しもぉたらしいでぇ。もう止めてしもたろかと何遍も切羽詰まりながらも、歯ぁ食い縛って頑張って貰ろた事は、アンタ忘れたらアカンのやでぇ・・・」と話し聞かせて呉れたことです。
    5. ですから長じてからは、夕方に薄紫色にくすぶる生駒山を、南海平野線沿いの家の前から眺めるのが好きになって・・・大阪と言えばその夕景が思い浮かぶようになったのは、無意識に母や長姉の背で、それこそ毎夕眺めたその光景が記憶にあるからに違いありません・・・
  • 2025.01.03
    1. 本年も相変わりませず、本サイトを宜しくお願い致します。
    2. Nelsonのような大阪人なら、正月の卓上に「焼き鯛」は欠かせない是非ものです。それをゲットすべく、大晦日に近在を走り回ったんですが、関西と違って現住の関東では「焼き鯛」への馴染みが薄いのです。包丁を振り回している魚屋の親父3人程に狙いを付けて、「焼き鯛あるかなぁ・・・」と問いかけても、店頭に無いどころか、「それって何だぁ・・・」、「睨み鯛を一尾大のまま塩焼きしたもんだよ。」という入口の会話が要る程に、「焼き鯛」という縁起物への認識はない。直近のスーパーでは「あるよっ・・・」って言って奥から持って来たけど、まぁ20センチも無い癖に「2千円」という値付けで・・・当然即却下。
    3. 結局5軒も空振りをして最後に、近くの「道の駅」でやっと見つけたのが50センチ近くもある生の睨み鯛で、焼いて無いから2千円ちょっとなので食指が動く。思案の末にカミさんに電話を入れて、「焼き鯛さぁ・・・探しまくったけど、やっぱ無いわ。生鯛なら恰好なサイズのを見たけどなぁ。ウチで焼く元気はあるかぁ?」と聞くと、「ウーーーン」と暫く沈黙・・・しかしそこは半世紀も付き合った糟糠の妻でした。こっちのこだわりは承知の助なので、「そのサイズでその値段は魅力だけど、でもオーブンにギリギリのサイズだわぁ。尾っぽの傍を骨折させて少し持ち上げて良いのなら、まぁ何とかなるけどぉ・・・」と諾意を得た。その成果が上掲の写真のとおりであり、串と細引きで上手に成形してあるから、見事に本チャンの「お正月向け焼き鯛」(焼き上がりで45センチ長)になっており、何とも頼りになるカミさんだ(^o^)。
    4. 「それなら・・・」とこっちもぐヮんばって、大阪人の基本素養を見せることにして、卵2パックを使って「ダシ巻き卵」を3本焼き上げた(同写真の上端に写ったお重に、チョコッと見える黄色いのがソレ。その上がNelsonの大好物の酢ゴボウ(Orz)。子供らは2日には帰るので、「睨み鯛は、3が日中はそのまま飾って置き、箸を付けない」ものなんだけど、今年はちょっと目をつぶる。元朝にお屠蘇で乾杯し、賀詞を述べ合った直後に、直ちに包丁を入れて、尾身から削ぎ取った鯛の身を、皆で取り分け合って食べた。「ふむふむ・・・塩焼きしたばかりの鯛の身はやっぱし旨いよなぁ・・・」と言いつつ、皆で「祝い鯛」を賞味したのでした。
    5. 蛇足ながら、大阪人はケチですから、焼き鯛を一日で全部食うなんてことはしませんっ(キッパリ)。初日は先ず尾身近くを少しへつって食して焼き加減、塩の具合を確認して満足する。各自にまぁ二口分位いを割り当てるだけで、焼き鯛の味を思い出すだけです。次の日は「鯛鍋」にするのが、我が家での定番。それも先を急がずに、鍋の初日は何度か火を入れて鯛の味を出し尽くし、鯛の味を皆で確認する程度に止める。豆腐に味が浸み切った二日目になって、いよいよ鯛鍋を楽しむ。何とも美味な鯛の味が浸み出て来ており、付け合わせの焼き豆腐全体に沁みていて、もう最高。ショウガ片を忘れないのが大事。それからはじっくりと賞味するので、最低でも2日は掛けて完全に骨だけになる迄食べ尽くすという次第。この鍋を紹介したら大いに気に入ったらしい北海道生まれの友人の家では、コレを親戚縁者が順番に訪問して来て、最低でも3回にも亘って全員で楽しむというから、大阪人よりももっとスゴイっ。
    6. コレと同じ流儀で、関西では「焼きギス鍋」も良くやります。兵庫から島根に掛けての日本海沿岸で良く獲れる「ニギス」数匹を串焼きにしたのが、冬には魚屋の端で売り出すので、庶民はそれを買って来て鍋にする。何しろ「拝み鯛」って言われるほど位が高い鯛と違って、数尾を一串に刺したのが数百円程という庶民の食べ物であり、Nelsonは冬にはこれをネット買いでゲットします。焼き鯛を正月に楽しんで財布が軽くなっているから、その後は焼きギス鍋を皆で囲んで冬をやり過ごすのが、大阪の一般家庭の冬の食卓風景です・・・メデタシ、メデタシ。。
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