As usual, down to the last minute with me to send this thing as so all the good ideas I had to write this week has to be delayed until the following Monday. My apologies in advance. However, glancing over the upcoming week's schedule, I couldn't help but marvel at the richness of the music offerings. Just an amazing and relentless lineup of great jazz artistry throughout the week. Smalls is so damn vibrant. I get worried when I see the surrounding neighbor, devastated by the wealthy who have left all of the storefronts shuttered - small businesses no more... I wonder what is in store for our clubs in such hostile environment. But my sincerest faith tells me that we will prevail. I do think the world-wide jazz community is a powerful one and that, if unified, could have an enormous and galactic impact. I feel it's imminent. Anyway, back to Smalls and Mezzrow - such vibrancy and richess. Please come out this week and hear some live music or tune in on our nightly live broadcasts from the clubs.
Regards,
Spike
「スモールズ」では:
Monday - 4/16
Lucas Pino Nonet: Sets at 7:30 PM and 9 PM; with Lucas Pino - Tenor Sax, Martina DaSilva - Vocalist, Philip Dizack - Trumpet, Alex LoRe - Alto Sax, Nick Finzer - Trombone, Andrew Gutauskas - Baritone Sax, Rafal Sarnecki - Guitar, Glenn Zaleski - Piano, Chris Smith - Bass, Jimmy MacBride - Drums
Monday - 4/16 Jonathan Michel Group: Sets at 10:30 PM and 12 AM; with Jonathan Michel - Bass, George Burton - Piano, Savannah Harris - Drums,
Immanuel Wilkins - Alto Sax, Philip Dizack - Trumpet
Tuesday - 4/17 Steve Nelson Quartet: Sets at 7:30 PM amd 9 PM; with Steve Nelson - Vibraphone, Rick Germanson - Piano, Kiyoshi Kitagawa - Bass, Charles Goold - Drums
Tuesday - 4/17 Abraham Burton Quartet: Sets at 10:30 PM and 12 AM; with Abraham Burton - Tenor Sax
Wednesday - 4/18 Adam Larson Quartet: Sets at 7:30 PM and 9 PM; with Adam Larson - Tenor Sax, Can Olgun - Piano, Matt Clohesy - Bass, Jochen Rueckert - Drums
Wednesday - 4/18 Harold Mabern Trio: Sets at 10:30 PM and 12 AM; with Harold Mabern - Piano, Joe Farnsworth - Drums
Thursday - 4/19 Brockowitz Quartet: Sets at 7:30 PM and 9 PM; with Phil Markowitz - Piano, Zach Brock - Violin, Jay Anderson - Bass, Ryan Sands - Drums
Thursday - 4/19 Carlos Abadie Quintet: Sets at 10:30 PM and 12 AM; with Carlos Abadie - Trumpet, Mike Troy - Alto Sax, Peter Zak - Piano, Kiyoshi Kitagawa - Bass, Luca Santaniello - Drums
Friday/ Saturday - 4/20-21 Paul Nedzela Quartet: Sets at 7:30 PM and 9 PM, $20 for this show; with Paul Nedzela - Baritone Sax, Dan Nimmer - Piano, David Wong - Bass, Aaron Kimmel - Drums
Friday/ Saturday - 4/20-21 Quincy Davis Sextet: Sets at 10:30 PM and 12 AM, $20 for this show; with Quincy Davis - Drums, Philip Dizack - Trumpet, Myron Walden - Tenor Sax, JD Allen - Tenor Sax, Adam Birnbaum - Piano, Richie Goods - Bass
Sunday - 4/22 Vocal Masterclass with Marion Cowings: from 1:00 PM until 3 PM, The Marion Cowings Jazz Vocal Workshop is a weekly session that gives vocalists a forum to develop the elements that define a jazz vocal performance.
Sunday - 4/22 Nick Hempton Band: Sets at 7:30 PM & 9 PM; with Nick Hempton - Tenor Sax, Kyle Koehler - Organ, Peter Bernstein - Guitar, Fukushi Tainaka - Bass(ママ、多分ドラムスの間違い)
Sunday - 4/22 JC Stylles/Steve Nelson Hutcherson Band: Sets at 10:30 PM and 12 AM; with JC Stylles - Guitar, Steve Nelson - Vibraphone, Myron Walden - Tenor Sax, Jon Davis - Piano, George Delancey - Bass
「SmallsLIVE」はiTunesでも楽しめます
SmallsLIVE is proud to present the latest additions to our catalog now available on iTunes and Apple Music (https://smallsjazzclub.us5.list-manage.com/...)
「メズロウ」では:(抜粋)
Wednesday - 4/18 Uri Caine and Mark Helias, Adventurous piano master Uri Caine returns to Mezzrow with his long-time duo, partner Mark Helias for an evening of music.: Doors @ 7:30 PM, Seatings at 8 and 9:30 PM
Pete Malinverni After-hours @ 11 PM
Thursday - 4/19 Roberta Piket with Harvie S and Billy Mintz: Join the amazing Roberta Piket and her band for their CD Release celebration in our listening room. Doors @ 7:30 PM, Seatings at 8 and 9:30 PM
Spike Wilner "After-hours" @ 11 PM
・・・と、まぁ、聴いてみたい面子が多くってそそられますね。
2018.04.13
取り敢えず各論から始めちゃっている「ジャズのスパイス」セクションですが、次に「Forest Flower: Sunset Charles Lloyd」をやるか、「Folk Forms No. 1/ Charles Mingus」にするか・・・と迷った末に、両方の原稿を作っていたらどちらも間に合いませんでした。俗にいう、「二兎を追う者、一兎も得ず」ですなぁ・・・不甲斐無い。
Charles Mingus Jazz Workshop
「Folk Forms No. 1/ Charles Mingus」は、右掲の「Mingus Presents Mingus」盤の冒頭曲で、聴いた途端に惹き込まれてしまう魅力に溢れています。その一つが、「スタジオ・ライブ」というスパイスを使った仕掛けです。
導入溝の音が消えないうちから、Mingus御大のMCが聴こえて来て、それが何と約1分間続きます。
。 「皆さん、今晩は。一寸御留意頂きたいのですが、演奏中の拍手等はご遠慮下さい。それというのも、この演奏は録音しているからで、ノイズになるとマズイからです。飲み物の注文とかでレジの音がするのも困ります。・・・我がWorkshopのメンバーは、Danny Richmond、Eric Dolphy、Ted Cursonで・・・」
と言いつつ、マルチ・リードのDolphyのやる楽器を紹介して行き、フルートまで上げて行って・・・「他に何を吹くんだっけ?」とふざけたりしています。まだ決めていない曲名についても色々と適当なことを言っているのも、場を和らげようとするクスグリなんでしょうね。
しかし、それだけでは終わらないのは「Charles Mingus Jazz Workshop」なんですから、当然のことでしょう。天衣無縫というか、実に奔放ながら爽快な展開になる影には、Ornette Colemanの出現がありますとか・・・早口なMCの口調からも窺える「イラチ」(大阪弁で「癇性」の意)なMingusがリードするバンドの志向とか・・・いったお話のメモを、まだ書き終わっていません。
この演奏をお通しとして選んだのは、各種スパイスがテンコ盛りだからです。普通の演奏だとスパイスが一種振ってあるかないかです。スパイスの使い方次第では、それでもキラッと光る演奏に仕上がることも、話の進展に連れて示せればと願っています。 (今や懐かしいペラジャケ盤、UA/ KING GXC 3134。聴き過ぎたので、盤が擦り切れてしまってます(orz)
先週は、Summertime/ Herbie Mann、Joshua Fit the Battle of Jericho/ Grant Green、Autumen Leaves/ Michel Petruccianni、Bird of Paradise (aka; All the Things You Are)/ Charlie Parker等を例に挙げて、このセクションの狙いについて触れましたが・・・
楽器に淫する
そんな隔靴掻痒なことばかり言っていないで、先ずは卑近な例を挙げて説明を試みます。例えば今となっては昔懐かしい右掲の大ヒット盤、「At the Village Gate/ Herbie Mann」を初めて京都市内荒神口の「シャンクレール」で聴いた頃の話です。60年代のジャズ喫茶の定番で、これは一日に一回はかかる人気盤でした。、冒頭のヒット曲「Comin' Home Baby」が終わって、2曲目は名曲の「Summertime」(動画ならコレ)です本メモのアップ時点で聴ける動画は、これくらいが適当ですが、もしリンクが切れていたら、ご自分で代りの動画を探してください。
しかしどうしたことでしょう・・・演奏全体としては大いに盛り上がり続けており、現に観客がブーイングするわけでもありません。フルートはそのまま6分前までアドリブを続け、バイブにアドリブを渡します。シングルカットしたら売れに売れて、ビルボードでも注目された「Comin' Home Baby」に負けず劣らず、この「Summertime」も名演であり、B面も潔く一曲に抑えた「It Ain't...」との3連発なんですから、LPとしての売れ行きも凄かったと言います。そこでこの単音アドリブですが、確かに舞台中央に立って単音を吹くだけというのは芸が無さそうですが、実は良く聴けば、その裏で伴奏陣が曲のコード進行に乗って絶妙なハーモニーを維持し続けています。Herbie Mannは、そのコードの変化に嵌まる単音を選んで吹いていますから、演奏全体がキレイにまとまっています。コレが、単音アドリブの肝です。
実は結構使われる手なんです
単音は極端に過ぎるとしても、後になって色んなジャズを聴くうちに、Grant Greenが(動画ならコレ)が「Joshua Fit the Battle of Jericho」で、Michel Peturuccianiが(動画ならコレ)が「枯葉」で、フレーズともリフとも言えないトリル程度の、数音の単純なフレーズでこれをやっているのを見付けました。どの演奏だったか今はド忘れしていますが、Keith Jarrettにもこう言った例があった筈です。
あの引用が上手なバードにも小技が・・・
もう一つの例を挙げておくとすれば、名曲「All the Things You Are」のイントロに、バードが先鞭をつけた小技があります。この曲のイントロとして1940年代にCharlie Parkerが付けたフレーズが、今では定番化しています。このイントロは、ラフマニノフの前奏曲「鐘」から持ってきたと言われています。コレが聴こえてきただけで、次に来るテーマ旋律が思い浮かぶ方も多い筈です。そして、Charlie Parkerは、何とそのイントロの後にテーマをやらずに、直ぐにアドリブに入ってしまうという、如何にも彼らしい「楽屋落ち」気味な展開を試みて、しかもその演奏に「Bird of Paradise」という題名まで付けて録音したのでした(右掲盤の動画では、26分15秒辺りから聴ける)。そう言った来歴を踏まえてか、トラック名は「Bird of Paradise (Take B)」としているものの、「 aka(別名の意) 「All the Things You Are」と丁寧に注記されていました。)
リンク切れが今から心配なんです
先々週にメモした「Equinox/ Dwight West」で紹介したKen Lasterの「In the Groove: Jazz and Beyond」というPodcastのことでお問い合わせがあって、結構皆さんにPodcastの面白さを再認識して頂いて嬉しかったです。
ご興味がおありの方のために、「Tribute to the Jazz Masters/ Dwight West」盤に所収のもう一曲良いトラックがありますので、ここで聴けるように細工しました。これはJohn Coltraneの大名盤「Crescent」中でもお好きな方が一番多いと言う定評がある「Lonnie's Lament」で、Dwight Westとそのバック・バンドは、Coltraneに対する敬慕を込めたトラックに仕上げています。
(「Tribute to the Jazz Masters/ Dwight West」, Blue Ark CD番号なし)
去年の10月頃にメモした「Equinox/ Dwight West」で紹介したKen Lasterの「In the Groove: Jazz and Beyond」というPodcastがArchiveに行っても見付かり難いようです。もう10年も前のことなんで探し難いのでしょう。
この時の「New Port Jazz Fest」と題した1時間強のPodcast(2008年8月分)のシメで聴かせた「Equinox/ Dwight West」のヴォーカルが気に入って、元盤を探し出し始めました。Amazonでの取り寄せのお世話になっても、元盤を入手するのに1年ほど待たされた経緯は、上記メモの通りでした。
(数あるPodcast中でも、本線モダンジャズも良くやっているのが、このIn the Groove: Jazz and beyond/ Ken Lasterです。)
ご興味がおありの方のために、そのPodcastの一部をお聴かせします。ラス前はSonny Rollinsの「Without a Song」だったのですが、それが終わるとシメになる「Equinox/ Dwight West」の紹介に移ります。全部で1時間強と尺があるので、つなぎの語りから実際にそのトラックを聴かせる所までの、5分ほどの部分をここで聞けるように細工してみました。「局宛に送付されてきたプロモーションCDが興味深いので、紹介したい・・・」と言っているのが聞き取れますね。米国のPodcastの雰囲気と言うか、流れの一例が、コレを聞けばお判りいただけると思います。
(「Tribute to the Jazz Masters/ Dwight West」, Blue Ark CD番号なし)
Nelsonは、たまたま聞き流していたそのPodcastの締めで聴こえてきた、このヴォーカルが気に入って探しまくったのでした。Podcastはジャズを楽しむだけではなく、今の生きている米語の発音、イディオム、ジョーク、話題のニュース等を知るのにも格好の題材です。発音では、あのベースのCecil McBeeは「シーシル」と、またNelson御贔屓のピアニストのHod O'Brienは「ハッド・オゥブライアン」と発音する感じなのだと知りました。所が、J.R. Monteroseが自身のMCで「Frank Anthony Vincent Monterose Jr.」だと自己紹介しているのを聞いた時は、「何だか、酔っぱらってるのか、適当なことを言って笑いを取ってるなぁ・・・」と思っていました。ある時、彼のWikiを見ていたら、それがそのママ、彼の本名なのだと知りました。国の歴史が浅い米国では殆どの人が姓と名の2個なのですが、中にはThird NameやMiddle Nameと言われる3個以上の名を持つ人があり、何か由緒ある家系の人だとみなされるようです。とは言え、彼のように4つもの名前を持つ人はそうはいないからです。
今日のBGMはこの動画 です。これでも聴きながら、以下をお読みただければ幸いです。(この演奏は、「George Garzone and Cosa Nostra at the Smalls, NYC」です。)
起きがけに新年早々のメールをチェックしたら、グリニッジ・ヴィレッジにある「Smalls Jazz Club」(183 West 10th Street、NYC)から新年のあいさつが来ていました。ここには、先年のNYC訪問時には何度も訪問して、上記動画で吹き狂っているGeorge Garzoneを含めて、キレッキレのNYCジャズを堪能出来ました
(写真左端のドアを開けた地下です。)
ここは何ともくつろげるジャズ・スポットで、メトロの「Christopher and Sheridan」駅から地上に出た所の大通りが7番街で、通りを一つ北に上がった交差点のすぐ傍のビルの地下・・・ですから迷う心配もありません。Nelsonが良く行くハレムなどと違って近辺は盛り場だから安全で、「第2セットまで頑張ったんで、日付けが変わっちゃったよ・・・」となってもまだまだ人通りが多いし、流しのタクシーだって楽に拾えます。