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これもジャズ・ワルツ



  1. Alice in Wonderland/ Bill Evans
    ディズニーもののワルツで、なかなか演奏に集中するのも困難そうなクラブの喧騒の中で、自分達の世界の提示に一心不乱になっているトリオの集中力によって生まれた快演でしょう
  2. All Blues/ Miles Davis
    この大名盤にも、しっかりとジャズ・ワルツが顔を出していますが、標題ほどにはブルース臭くないですねェ
  3. B Minor Waltz for Ellaine/ Bill Evans
    人によっては、「この人の最高傑作」とまで言う場合もある名盤の冒頭を飾る、Evansが自作した珠玉のワルツです。あまりスゴイんで、続く「You must Believe in Spring」という標題曲も顔色なしです。さる方から、「絶対、入れとけ」とメールを頂いていますし、、、
  4. Blue Daniel/ Shelly Manne
    全部で4枚あるこのライブ盤には、このジャズ・ワルツが2テイク残っていますが、実にシャレた曲です。作曲は、トロンボーンのFrank Rosolinoのようです
  5. Blue Sunset/ Michel Sardaby
    Sardaby節なんてのがあるとしたら、これなどはその筆頭に挙げられる哀愁に充ちたワルツです。この演奏では、ベースもかっちりと録られていて、例によって「良ぇなぁ、良ぇなぁ、、、」と一人頷いてしまう始末です
  6. Booker's Waltz/ Eric Dolphy, Booker Little, Mal Waldron
    このワルツは、き真面目にジャズに取り組んだBooker Littleの持ち味が感じられる素材です。明るい音群の中に奇妙な音が影を落とす不思議さが魅力です。(追記) この前年の録音であるBooker Little盤で「The Grand Valse」と題されている曲は、この曲の原形だろうというメールを頂きました。聴き直してみると、その通りのようですね
  7. The Boy Next Door/ Bill Evans
    このワルツは、出だしはノー・リズムで行くんで、「あれッ、、」と感じて、それからワルツのリズムが入って来て、軽快にスィングするので、「そう、そう、、、」と安心することになります。Chuck Israelsの素晴らしいベースのアドリブが聴きものです
  8. Carol's Waltz/ Denny Zeitlin
    初期の名作の中でも「そうか、こう言う人なんだ」と納得できた、先鋭的というと言い過ぎですが、でもこの人の特徴がよく出た演奏で、妙味のあるワルツです
  9. Chim Chim Cherry/ John Coltrane
    かなりフリー気味なフレーズが混じり始めた時期にやったジャズ・ワルツです
  10. Emily/ Bill Evans
    Johnny Mandelが映画主題歌用に作ったワルツ曲で、最終期のEvansトリオらしい緊密な連携が面白い。こういう風に、テーマとリズムとをトリオの3者で役割分担して、その中で相手の良い所を引き出し、自分も目立つという呼吸の合い方は、最終期ならでは特色でしょう
  11. Gravy Waltz/ Oscar Peterson, Ray Brown
    これは、Ray Brownの手になるワルツであり、この盤のオリジナルには収録されておらず、後になって何枚分もの録音が発掘された時の分に含まれています。右掲盤はマスター・エディションなので、追加曲として入っているのです。Oscar Petersonらしいスムーズな流れで演奏が展開されていき、エンディングはリタルダンドしつつ終わるという余韻もさすがです。
  12. Groove Waltz/ McCoy Tyner
    彼のオリジナル・ワルツで、独立間近い頃の初心が読み取れるトリオ演奏です
  13. I'm Gonna Go Fishin'/ Frank Strazzeri
    Duke Ellingtonが書いたワルツらしく、まぁ、派手さはないものの、ジャズの本道という感じの曲想で、軽快なトリオ演奏です
  14. Kathy's Waltz/ Dave Brubeck
    変拍子特集のこの盤では、当然只のワルツではデカイ顔を出来ません。この曲では、ワルツと題しておきながら、先ずは4で始まって、3になり、後は3と4を行きつ戻りつするという傍若無人さです。コレの一個前の「Three to Get Ready」は、行儀の良いジャズ・ワルツですから、「続くこの曲でも、また行儀良くするなんてとても出来ない」というのがジャズらしいところで、Nelsonもそういう面があるので、大いに納得です。
  15. 小僧のワルツ/ Art Blakey and His Jazz Messengers
    Lee Morganのオリジナル%ワルツで、熱気と知性が交錯する素晴らしい演奏です
  16. Last Tango in Paris - Jazz Waltz/ Gato Barbieri
    まぁ、ゲテモノと言われてしまうと、一言もありませんが、、、
  17. My Favorite Things/ John Coltrane
    「定番の方に、Greensleevesを挙げるのではなく、こっちに決まってるでしょうがぁ、、、」という御意見も判るんで、遅まきながらここで筆頭に挙げときます。リアルタイムで聴いた人ならこの盤ですが、もう少し後にお聴きになった人なら、Selflessnessか、その大元のNewport '63が「刷り込み」になっているのかも知れません。
  18. Nigerian Walk/ Clare Fischer
    才人として数多くの盤でアレンジを担当している人の、謹聴すべきピアノ・トリオ盤の冒頭にあるこのワルツは何時聴いても新鮮で、一聴しただけでコロッと参ってしまったジャズファンは多い筈です。
  19. Ole/ John Coltrane
    上記の曲と同様に、独立後の金字塔と言える、初期の名演です。Coltraneのスタイルとスパニッシュ・モードとのなじみの良さというのが、感じられます
  20. Out of This World/ John Coltrane
    名盤の冒頭を飾るワルツで、このままColtraneワールドへ、まっ逆さまです
  21. Someday I'll Find You/ Sonny Rollins
    ピアノレスのテナー%トリオで、しかもそれがOscar PettifordとMax Roachというつわものですから、思わず謹聴してしまう重厚なワルツです
  22. Spiritual/ John Coltrane
    いくつかの演奏がありますが、まぁ、Eric Dolphy入りが定番でしょうから、これです。テーマはどちらかと言うとオフ・リズムで提示されますが、これからアドリブに入るというとこら辺からは、ワルツです。Elvin Jonesらのリズム・セクションがうまく盛り立てて、リーダーが気持ちよくアドリブしています。
  23. Sunrise, Sunset/ Roland Hanna
    この曲では、泣きに泣くSonny Crissが極めつけですが、この渋好みのピアニストのヴァージョンも聴かせます
  24. Tune up/ Tete Montoliu
    これも、元来は4つの曲なんでしょうが、ワルツにはめ込んでやっていて、結構聴かせます
  25. Turkish Mambo/ Lennie Tristano
    実験的な性格が強い演奏ですが、どぉ聴いても、3つに聴こえる気がします。途中で気が付きましたが、そうと知らずに聴いていたら、Mal Waldronだという人が殆どでしょう。面白い所が共通しているもんです
  26. Ugly Beauty/ Pete Malinberni
    Thelonious Monkのワルツ曲で、実にきれいな曲なんで多くのジャズメンが採り上げています。この盤は、この人の初期の盤なんで、素直に取り組んでいますし、ベースの良いアドリブが聴きもの
  27. Up Jumped Spring/ Art Blakey and His Jazz Messengers
    Freddie Hubbardのオリジナル・ワルツで、結構良く演奏される人気曲です。ご本人がミュートで取り組んでいますが、まぁ、誰かに似ていると言われても仕方ないフレーズが音出しです
  28. Waltz Me Blues/ Art Pepper
    この名盤の中では、比較的短めの演奏ですが、簡潔な語り口が良いワルツです
  29. West Coast Blues/ Wes Montgomery
    このワルツは、単純なリフのようでいて人懐っこいメロディなんで、お好きな方が多い筈です。ウェスのギター・ソロが、変化が面白くて聴きものです
  30. When Sunny Gets Blue/ Donald Byrd, Pepper Adams
    これはワルツという認識がなかったんですが、先日聴いていると3つと4つとを行きつ戻りつつする変わったアレンジであることに気付きました。しっとりした原曲の良さを残しながらも、「こんなこともできるんですょ」という仕掛けをしたと言うことでしょうが、ちょっとやり過ぎの感も、、、 すが、このシミジミさせてくれる演奏も忘れてはなりません
  31. Windows/ Stan Getz with Chick Corea
    Corea入りのこの盤もお好きな方が多く、御両人の良い所がうまく共鳴していて、盛り上がります。これはCorea作なんですが、ヒョッとしてこのワルツも、みなんさん、お気に入りかも知れません。Getzが心なしか激しているかのようで、、、
  32. .....
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