表現手法
Navigator
- 曲名Navigatorでは、いわゆる名曲について、その曲名をクリックすると、好演盤がリストアップされる。名曲は、単に耳なじみが良いのに止まらず、ジャズのアドリブの素材として、演奏者の精神の運動を鼓舞すると信じている。(その意味で、コールマン・ホーキンス等の名人が、「スタンダードは歌詞を想起しつつアドリブしろ」、と教えたのは、聞く方にも当てはまることと心されたい。)
・英語のABC順に曲名を並べているが、日本語も入れようとした所、カミさんに「そんなものいらない」と一蹴されたため。 ・ジャズをこれからも聞かれるのであれば、お勧めとしてでマークしたものは必聴と思う。色々な勉強をしたい人のために、「更に探求を進めたい方には」として、好演盤とまでは言えないものの、こんなのもありますョという盤も記載した。 ・The one and only...のセクションでは、あまり競演されていないのでリストを作るところまでは行かないが、忘れてはならない曲の好演を記載した。ジャズでも演奏者のidentityが重視されるから、先人が独特のアレンジや、決定的なアドリブで好演してしまっている曲について、後輩が同工異曲のなぞりをすることは恥ずかしいことだとされている。いわゆる「持ち歌」の世界である。一部に、Nelsonが頻繁に聞くものを自分勝手にリストしている。
- 演奏者Navigatorでは、演奏者名をクリックすると、その人の好演盤がリストされる。演奏者名が500近くにのぼっており、モダンジャズで名のある人はそれなりに拾っているつもりである。各演奏者について、代表作と思われるリーダー作を適宜記載した。
・演奏者数が多いため、個々の演奏者の特徴、一度は聴いておくべきリーダー盤、サイドメン盤等気づく点をコメントとして記載してある。最右端の個別データ欄が、基礎となるデータベースになっている。 ・データベースをexcelで組替えて、サイドメンものの重要な盤もリストし始めている。ドラマー、べーシスト、ピアニストは、リズムセクションを形成する人達なので、サイドメン物が多くてリストが長くなっている。また、リーダー盤はないが、欠くべからざるサイドメンというのも浮かび上がってきて、その人を見出しとして取上げるべきか否か、迷っている。
- 楽器Navigatorでは、楽器ごとの主要な演奏者から好演盤が探索できるようにしてみた。演奏者の名前を思い出せないときに、楽器が判れば絞り込みができる。演奏者が判れば、好演盤がすぐに一覧できる。
- 何でも10枚は、色んな切り口で好演盤を挙げてみようと言うもの。ワンホーン物とか、好録音盤とか、1961には何が録音されたかとか、色々あります。その狙いは、個別の盤の鑑賞に終わるのではなく、文化として通底している幾つかの盤を頭の中で関連付けて捉えることにより、更にジャズに対する情熱が掻き立てられるのでは、との思いを実際に検証することである。
Those Groovy Tracks
- Those Groovy Tracksでは、盤全体ではなく、個別の演奏に焦点を絞り、ジャズの偉人が残した快演について纏めている。例えば、マイルス・ディビスに関して、聴き始めの方ならば、マイルスがどんな人であるのかはコレくらいの演奏を聴いておけば、大体分かる筈です、というような演奏を集めてある。また、ヴェテランの方でも、フムフム、あれ、これは聴いていなかったなぁ、という演奏が時々ある筈ですから、ご確認ください。クリックすれば、右のフレームに当該盤の情報が直ぐに出る。
Those Groovy Cats
- Those Groovy Catsでは、ジャズの歴史を書きかえるような偉人ではないけれど、ジャズを語る際に忘れるわけにはいかない渋めのプレイヤーについて、Biography、Discography、推薦盤、スタイル研究、代表作の詳細コメント等をまとめている。一癖ある人ばかりだけど、もし余り良く知らない人であればどれか一枚を手に入れられると、自分のジャズの世界が広がるかもしれない。ここでは、Nelsonの趣味を押し出して、好き勝手なことを書いており、その分、Navigatorのほうは私情を捨てて、公平性に留意している。
Those Groovy Years
- Those Groovy Yearsでは、世の中を時系列で見てみたくなったときのための基礎資料として、色んな側面について時系列でみるとどうなるかをリストしました。自分の頭の中では全く別個の位置付けをしている盤が、実は殆ど同一の時期に録音されていたりして、じゃぁ両者に相互作用はあったのか、無かったのか、と考え込まれるかもしれない。これは、その気になった時にじっくりと一日くらい眺めて考え込むセクションで、色々と胸を去来するものがあれば幸いです。
Hear Me Talkin' to Ya
- Hear Me Talkin' to Yaは、勝手なごたくを並べている。正統的なことはメディアで評論家等がお書きになっているので、素人の、しかしジャズのマニアが気にしていることはこんな事なんだ、というコラム。ジャズ、オーディオ、猟盤に関することと区分してある。
101 CD's
- 101 CD'sは、演奏者名順にMainstream Modern Jazzの名盤を101枚に厳選してみたらどうなるかと言うセクションです。実際には100枚程度では不十分極まりないので、更に200枚位を追加した約300枚のリストになっている。この分野を大きく見ると、色んな名盤があり、百枚程度では全体像が見えないことが良く分かる。といって、じゃぁ何枚なら十分かと言う問いに答えは無い。むしろ、名盤ではない、いわゆる駄盤でこのリストに載っていないものでも、それぞれの人にそれぞれの理由で愛着があるはずであり、つまりはこの手のリストにはそれ程重きを置く必要は全く無いということになる。
Piano Trio盤総まくり
- Piano Trio盤総まくりは、やってみたら約300枚に上ったピアノトリオ盤を一覧できると言うセクションです。ピアノトリオは、ジャズでも最も人気の高いジャンルですから、色んな問い合わせもありますが、コレを御覧になればかなりのことが御自分で調べられると思います。年代順と、ピアニスト名順があり、ごく簡単なコメントと、ピアノトリオ盤全体を見たときにコレは聴いておかれた方がと推薦できる盤に印をつけました。は、絶対お奨めと言うわけです。
その他もろもろ
所感
- HP作りは、パソコン入門には打ってつけの題材でした。(dpiのヒデさん、大阪のk.m.さんや、息子の世話になりました。感謝!) それと、ひょっとして、目が悪くなったかもしれません。制作中は、聞く方がおろそかになりかけて、本末転倒も良い所と自戒しました。
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