1923年のこの日に、Milt JacksonがDetroitで生まれています。米国のことですから、縁起を担いだ正月生まれではなく、正真正銘の誕生日かと思います。正に「天才的な」という形容がふさわしいヴィブラフォン奏者で、その楽器の魅力もさることながら、奔放でありながら、ブルージーで、アイディア溢れるアドリブの妙技が、聴くものを圧倒します。Modern Jazz Quartetのフロントの座を不動のものとしていた上で、他流試合も無数にこなしており、「どっちが良い」、「どっちも良い」論争が花咲いた時期もありました。特にRay Brownとの交誼を大切にしていたようであり、多くの名盤が残されています。 (↑は、得意の首傾げポーズで、アレヨ、アレヨの天衣無縫なアドリブを展開するBags)
1998年のこの日に、アルト奏者のDave Schildkrautが亡くなっています。渋目の人で、作品も多くありませんが、Walkin'/ Miles Davisでの演奏が、忘れられない人が多い筈です。リーダー作では、下記の「Last Date/ Dave Schildkraut」盤しか持っていません。上記「Walkin'」盤中でやった「Solar」でのアドリブをミンガスにブラインド・フォールで聞かせたら「バードだ。」と言ったという逸話があるくらいで、バップ初期から顔出しはしていました。