- Nelsonは、かなりのヒネクレもんですから、常識を馬鹿にするところがあって、いつも痛い目に会ってばかりいます。まぁ、大体が、ジャズなんてもの自体があまり石部金吉さんの好むとところではなく、サブカルチャーの一つとして、毛色の変わった所があるものです。でも、世の中ひねくれてばかり居ては、正しい道の良さが分からずじまいに終わります。さて、「ヒネクレもの」と言えば、ランダム聴きですが、実は正道を行く「ノーマル聴き」にも、これはこれで良い所があります。
「ノーマル聴き」
- HDD式のMP3プレイヤーでは、収録されたトラックはアルバム、アーティスト、トラック、ジャンルといった分類がされています。制御用のマイコンが入っていますから、それらをアルバム、アーティスト、トラックそしてジャンル別に、ランダム聴きすることが出来、そこには思いもかけない新しい世界があることは既に述べました。しかし、収録されたトラックをアルファベット順に、順序正しく聴いていく、正統的な「ノーマル聴き」にも、良い所があります。
聞き比べ
- 「ノーマル聴き」の魅力は何と言っても、この「聞き比べ」にあるのでしょう。NelsonのMP3プレイヤーでは、1000曲を超える演奏のトラックがアルファベット順に並んでいます。従って、同一の曲は同じ所に固まっています。「枯葉」(22トラック)や、「My Funny Valentine」(18トラック)なんてのは、十曲以上も並んでいる訳です。これを、「お行儀良く」順番に聴いていく「ノーマル聴き」の場合、居ながらにして聞き比べになっているのです。
難点と言えば、、、
- 「ノーマル聴き」は、アルファベット順ですから、ペトさんが聞きたい気分だから、またノーマルで聴いてみようか、といっても、再生はいつもAから始まります。10曲位収録している人の場合なら、セレクターでチョイ、チョイとリストを下まで送れますから、問題ありません。でも、100曲近く収録されている人の場合は、前の続きの52曲目から聴くというのは、操作が一寸メンドウになります。その点、ランダム聴きはいつも違う曲から始まりますから、既聴感がなくて、新鮮です。その時の気分に合わせて、いろんなやり方を選ぶのが良い、ということでしょうか。
John Coltrane一気通貫(^^;)
- そして、ついに、先頃はJohn Coltraneを、一気通貫(^^;)で全部聴きとおすという経験もしましたが、それは別項に譲ります
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