B級ジャズ・グルメと低山徘徊
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この間、さる里山に毛が生えたような低山を登り終えて、ポクポクと林道歩きをしているうちに、「そうかぁ、NelsonのB級ジャズ好きとこういう低山徘徊とは、一脈通じるところがあるんやなぁ、、、」と感じたという話です。
B級ジャズ・グルメ
- Albert Aylerとか、John Coltraneとかをまじめに聴くのも良いんですが、どうと言うことがないけど、どこかなごめるジャズを聴くのを、「B級ジャズ・グルメ」と勝手に呼んでいます。その辺は、「ジャズにおけるB級グルメの幸せ」でメモしましたが、Nelsonは感情の満杯レベルが低いらしく、ちょっとした演奏でも感動してしまいます。そして、B級グルメの利点は、好きな演奏が一杯出来ることで、ご本人は結構幸せなのです。このサイトで、「コレ好っきゃねん」百物語などで挙げている演奏などがそれです。
低山徘徊
- 「アホと煙は、高いとこ昇る」と大阪では言いましたが、登山は詰まるところ高いところに登って周りを見回したいという基本的な志向のなすところでしょう。所が、この頃は低山徘徊が市民権を得ています。家の周りの山を見回して、取り合えず一番高そうな山を目指して行ってみると、コレが結構面白いのです。標高5千米級の氷壁を踏破するなんて極限の登山もありますが、そうでない低山で観天望気をしたり、山野草を愛でるのも楽しいものです。世界7大陸最高峰制覇なんてのはそっちに置いといて、標高2千米以下の山をもっぱら歩きあさる人が多くいます。そして、そういう人達は結構ニコニコして、毎週登山を楽しんでいるのです。Nelsonが子供時代をすごした六甲山では、ナント毎早朝に再度山などに登ることを習慣にする人が一杯居ました。年に数回北アルプスに登る人と、毎日六甲山に登る人と、前者がスゴイのか、後者が本当の好き者なのか、簡単に結論が出せない問題です。
両方とも、ご当人は幸せ
- B級ジャズ・グルメも、低山徘徊も、深く入り込んだ玄人筋から見れば低俗と言えるのかも知れませんが、上記したようにご当人達が幸せである点が大事です。まぁ、「ワイが自分で楽しんでんのに、ほんな傍(はた)からゴチャゴチャ言わんでも良ぇやんか、、、他人(ひと)様に迷惑かけとるわけでもあらへんし、、、」という世界です。そこには、体面よりも、実質を重視するホンネの世界がある気がします
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