「Jazz Audio ?」--->「無事の音」 (未完)
- 「Jazz Audioなんてものがあるのか?」と言えば、「そんなものは無い」か、あるいは「そんなものは意味が無い」、ピリオド。オシマイ、です。
とはいえ、、、
- 音楽では、楽器や喉から音が出て、それを聴くんですから、「音楽を聞くのに適したシステム」というのはあっても、「ジャズだけをうまく聴かせる装置」なんてことはあり得ず、従って無意味です。それは判る、良ーーく判るけど、やっぱりジャズとクラではどこかに、違いがありそうです。Nelsonのようなジャズ親爺は、「ジャズをできるだけ良い音で聴ければ良いなぁ」という願望には根強いものがあり、オーディオ音痴であることは承知の上で、色々と手探りし続けて行くしかありません。
Nelsonの仕上がりは、、、
- Nelsonもある程度ジャズを聴きつづけてきました。ライブ、コンサートそしてジャズ・フェスにも行きますが、何といっても心置きなく楽しめるのは、自室でじっくりと、好きな盤をアレコレと聴く時です。その仕上がりでみると、元気の良いジャズ、しっとりとしたジャズ、狂おしげなジャズが、ある程度うまく聴けるようにはなってきています。その結果は、「大口径ウーファーが好き」、「ホーンの明快な音が好き」、「高能率スピーカーが好き」、「JBL、Altec、ワディア等のジャズ向きと言われる機器を味付けに使って、ガッツのある音を目指す」てなところでしょうか。自省も込めて言えば、殆どのジャズ・オーディオは、一人よがりで、ドンシャリする音を出して喜ぶという面があります。昼間っからデカイ音を出すので、はた迷惑な所で、困りものです。「自分の金で、自分の好きなジャズを聴くんだから、聴く気のしない音では鳴らしたくありまっしぇン」、、、ということになって来ると、行き着こうとする目的地は、次に書くような境地です。
「無事の音」
- 「無事の音」とは、昔、西条さんというお坊さんのジャズ・ファンが使われた言葉です。本来の意味とは違うかも知れませんが、Nelsonはこれを「オーディオ・システムのことを忘れて、ジャズだけが迫ってくるような、落ち着いて聴ける音」と受け取っています。オーディオは、ある程度突っ込むに止(とど)めたほうが、吉でしょう。「おざなり」というのもマズイでしょうが、余りそればっかりやり過ぎて、「音を聴いて、ジャズを聴かず」になっては、あるいは「音のことが気にかかって、ジャズを聴く方に身が入らない」のでは、元も子もありません。ある程度のところでオーディオのことは放って置いて、後は良盤を「じっくり、たくさん聴く」、これが幸せです。毎日、システムをいじっていては、ジャズを聴く暇がありません。オーディオのことを「とりあえず置いといて」という状態にまで持って行っておいて、心置きなくジャズを楽しめるのが大事でしょう。
蛇足
- Jazz Audioの細かい話は、別の場所にメモしました。
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