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「I can't Get Started (with You)」が聴ける盤
はNelsonのお勧めです
作曲: Vernon Duke
この小唄は、1937年に名トランペッターの
Bunny Berigan
がヒットさせたスタンダード曲です。このYoutubeの動画でも判りますが、朗々と鳴るトランペット、ご愛嬌のヴォーカルが印象的です。
歌詞の大意は、「仕事は言うに及ばず、色恋でもそれなりに良い目を見たヤリテのつもりだけど、君とはきっかけが掴めなくて、、、」という恋心を唄うものです、、、とすると、よく使われる
「言い出しかねて」
という邦題は、どうも見当違いのような気がします。
ヴォーカルもので際立つのが、「ヤリテ」に引っかけた
歌詞の遊び
です。その駄ボラが、「世界一周飛行をした」、「スペイン革命を終わらせた」、「北極を地図に初めて載せた」、「ゴルフはシングルだ」、「MGMがスカウトに来た」、「カーリー・サイモンの共演要請を断った」、「英国では貴族扱い」、「ルーズベルトが良く相談に来た」、「ガルボ(シナトラのことも)からお茶に誘われた」、「スパコンの設計もする」と吹きまくっておいて、「でも、君は一顧だにしてくれない」という落差を、お客さんに楽しんでもらうわけです。
曲想が良いし、何かそそる面があるんでしょうか、実に多くのヴァージョンがあって、正直アゴが出ました。ご本家を意識してか、やはりトランペッターはリキを入れています。
The Magician
/ Abraham Burton
若手アルトがワン・ホーンで吹き切った快演
Ruby Braff Special
Buck Claytonも入って、くつろげるオクテット
In Concert
/ Clifford Brown
心行くまで吹き切って、Bunny Beriganを軽く凌駕したと言えるトランペット・ワンホーンの名演
Everything's Coming up Rosie
/ Rosemary Clooney
ディクションが素晴らしい女性ヴォーカル
Eddie Lockjaw Davis Live at the Widder
ちょっとイガらっぽさがあるけど、何ともなごめるテナーのワンホーン盤。カッコ良いカデンツァ付きです
Lou Donaldson Quartet Live on the Queen Elizabeth
Bunny Beriganに敬意を表して、飛び入りのNicholas Paytonをフィーチュアした2管クインテット
Montmartre Summit 1973
(Or 'The Meeting + The Source')/Jackie McLean and Dexter Gordon
名人上手と言われるアルトとテナーが互いに盛り上げ合う「頂上会談」
Nature Boy
/ Jackie McLean
アルトのワン・ホーン
Momentos Inolvidables de Una Vida
(Unforgettable Moments of a Lifetime)/ Tete Montoliu
結構ダイナミックに迫ったピアノトリオ
Concerts Inedits
/ Michel Petrucciani
NHO Pedersenとのピアノ・ベース・デュオ
A Night at the Village Vanguard, Vol. 2
/ Sonny Rollins
ピアノレスのテナートリオ。Elvinのブラッシュがいつも通りの良い味を出しています
The Complete Aladdin Sessions
/ Lester Young
Nat ColeとRed Calendarが付き合った、ドラムレスのテナートリオ。別格官幣大社ですか
更に探求を進めたい方には、
Two of a Kind/ Eric Alexander Quartet/ Quintet Featuring Cecil Payne
Cecil Payneのバリトンに惚れ直す2管クインテット。カデンツァ付き
My Standard/ Paul Bley
ピアノ・トリオ
This Is My Lucky Day/ Ruby Braff
Portrait of a Count/ Conte Candoli
トランペット・ワンホーン
Freeman and Freeman/ Chico Freeman
親子鷹テナーの共演盤で、ここではオヤジがソロ
Anniversary/ Stan Getz
この滑らかさが堪らないテナーのワンホーン
Standards/ 今田勝
ピアノトリオ
Watarase/ 板橋 文夫
ピアノソロ
Memory of Dick/ Bobby Jaspar
テナーのワンホーン盤
Thad Jones
トランペットのワンホーン
Grand Encounter: 2 Degrees East- 3 Degrees West/ John Lewis
ワン・ホーン盤ながら、これはピアノ・トリオ
Charles McPherson Live at the Five Spot
2管クインテット
Charles Mingus Trios
この曲のリリカルな面を押し出したピアノトリオ盤
Recordando A Line (or Body and Soul)/ Tete Montoliu
ピアノトリオ
The Pat Moran Quartet
ピアノトリオ
The Complete Pacific Jazz Recordings of Gerry Mulligan Quartet with Chet Baker
Mulligan/ Bakerコンビによるピアノレスカルテット
Morning Fun/ Zoot Sims- Bob Brookmeyer
2管クインテットで、余興の歌も聴けます
Sonny, Sweets and Jaws/ Sonny Stitt
テナーのワンホーン
Blow up/ 鈴木 勲
オマさんのセロをゴンさんのベースがサポートする、ピアノカルテット
Vanguard Mainstream Jazz Showcase/ VA
JATP: Jazz at the Philharmonic, London, 1969/ VA
Americans in Europe/ VA
Horn of Plenty/ Warren Vache
音吐朗々と吹き聴かせるトランペットのワンホーンながら、Richard Wyandsのピアノが泣かせます
The Complete Sarah Vaughan on Musicraft
若々しい歌声が嬉しい紐付きヴォーカル
Saturday Night at the Montmartre/ Ben Webster
悠揚迫らぬヴィブラートを聴かせる、堂々たるテナーのワンホーン
Teddy Meets Eiji/ Teddy Wilson
小奇麗にまとめ(過ぎ)たクラリネットのワン・ホーン
Blues for Tee/ 山本剛
ライブの興奮を鎮めるバラード・ピアノ
The President Plays with The Oscar Peterson Trio/ Lester Young
このトラックだけは、ピアノレスのテナートリオ
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