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はNelsonのお勧めです
作曲: John Coltrane
- この「曲名ナビ」の中では異色と言える曲かもしれません。ちょっと聴いたくらいでは、「なんだか音階練習のような、ギクシャクした旋律のリフだなぁ、、、」という感じです。でも、聴き慣れてしまうと、この不思議な浮揚感が病みつきになります。これは、なにしろ10回以上も行われる奇妙な転調のせいらしく、「頭で考えた曲」というか、「実験曲」です。まぁ、美旋律に身を委ねるという類の曲ではないようです。
- その独特のコード進行と、それを必要とした作曲者John Coltraneの思想というか、目の付けどころに慣れてからしかアドリブは出来ないそうです。この前代未聞の曲が最初に演奏された時のピアニスト、Cedar Waltonは見事に落第。Tommy Flanaganも途中でギブアップする中を、作曲者のColtraneはさすがにきれいにこなしました、、、てか、自分の曲だし、滑るわけないよね。今では、そこそこのジャズメンならみんな、きれいに料理しますが、発表当時は超絶技巧曲を数多く残したリストの難曲並みやんかと例えられたものでした。
- 例のYouTubeでも、Coltraneのアドリブを採譜したものを画面で追わせて、眼が回るのを実感させるのや、とても人間業ではアドリブ不能ということで、ロボットにアドリブさせたのが投稿されているくらいに、その難度に注目した動画が一杯あります。
- 結構多くのジャズメンが取り上げていますが、決定版は作曲者ご本人の初演だとして、テテも何度も、そしてロランド・カーク(なんと、ヴォイス入り)などもやっています。
- 「巨人の歩み」という自意識過剰に思える付題も、まぁ、この人ならば許すしかありません。なにしろ、人並みではない鍛錬に励んだ末に、「神になりたい」と口走った人ですから。
- Giant Steps/ John Coltrane
テナーのワン・ホーンによる原録音
- Giant Steps/ Tommy Flanagan
ピアノ・トリオでリターン・マッチに成功
- Tete/ Tete Montoliu
素晴らしいピアノトリオでの解釈
- A Standing Eight/ Roland Kirk
歌詞も付けてヴォーカルが入ったコンボもの
- Here's Jaki/ Jaki Byard
ストライド風に遊んでみたピアノトリオ
更に探求を進めたい方には、
- Dog Years in the Fourth Ring/ Rahsaan Roland Kirk
テナーのワン・ホーン
- Jazz Turns Samba/ Claudio Roditi
2管クインテットながら、ゲストのDavid Sanchezのテナーが大フィーチュア
- The Blessing/ Gonzalo Rubalcaba
こんなに滑らかにも弾けるかぁ、と感嘆するしかないピアノトリオ
- East Coast, West Coast/ Toots Thielemans
ハーモニカ・セクステット
- All of You/ Trio Acoustic
東欧の実力派だと納得させられるピアノトリオ
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