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1936.08.08 in Ohio - 1977.12.05 in age 41
- Kirk in Copenhagen Vol 1
- Domino
- The Inflated Tear
- Dog Years in the Fourth Ring
- I, Eye, Aye
- A Standing Eight
ALSO COOKING IN :
- Out of the Afternoon/Roy Haynes
- テナー、マンゼロ、ストリッチ、ノーズフルート、サイレン(^^;等を操る。マルチ・リードというに止まらず、それらを同時に吹奏する上、鼻腔の微妙な操作で吹きながら息も吸えるので信じられないほど長い時間ノーブレスでやったりする怪人。だから偉いといっているのではなく、オリジナルも含めて音楽的にも魁偉な人。楽器自体、あるいは楽器の使用方法が何と言うか、稀少楽器同時多機種超長時間連続吹奏、と独特で、その上、音選びが(野卑といえるほど)ブルースというか、地底的で心の奥底を揺り動かされてしまう。従って、畏まって、着飾って、神妙に聞く種類の音楽ではない。見たことがないが、ライブの迫力が圧倒的である、との意見は納得できる。
- 死後20年にして今また注目を浴びかけているが、そのジャズが類希であるに止まらず、深いルーツを持っていることからすれば至極当然かもしれません。盲学校でサックスを手にしていたが、16歳の時に3本の変な楽器を同時に演奏している夢を見て、翌日にはその楽器を探しに行った。地下倉庫で「らしい(どこが(^^;)」のを見つけて、その場で全部咥えてみると、なんかEthnicだけど良い音が出たという。Ramsey Lewisの口聞きでCadetからアルバムを出すと、「グロテスクに過ぎる」と喧喧諤諤の議論を巻き起こしたが、Kirkは「オレのやっていることは皆必然性があるんだ。」と反論した。その後、さまざまな演奏を録音が出て理解が広まったが、75年に心臓発作を起こして半身不随になる。恐るべき努力により片腕で演奏を再開したが、77年に2度目の発作で死去している。分類不可能な音楽家であり、古いジャズの伝統に根差しながらも、フリーにも良く馴染む演奏で、正に希有の人でしょう。
- あまり他の人との共演はない人だが、あった。ロイヘインズの名盤Out of the Afternoonに顔を出して、実に良い味を出している。
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