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JULIAN CANNONBALL ADDERLEYの好演盤
1928.09.15 in Florida - 1975.08.08 in age 46
1955.10: With Strings
1958.03: Somethin' Else
1958.10: Things Are Getting Better
1959.02: Cannonball Adderley Quintet in Chicago
1959.10: Cannonball Adderley Quintet in San Francisco
1960.02: Them Dirty Blues
1962.01: In New York
1963.07: Nippon Soul
1966.07: Mercy, Mercy, Mercy
1969.10: Country Preacher
ALSO COOKING IN :
1955.06: Bohemia After Dark/ Kenny Clarke
1957.01: Plenty, Plenty Soul/ Milt Jackson
1958.04: Milestones/ Miles Davis
1959.05: Kind of Blue/ Miles Davis
AND FURTHERMORE IN:
1958.07: At Newport 1958/ Miles Davis
1959.01: Blue Spring/ Kenny Dorham
1957.02: Here Comes/ Louis Smith
1961.09: Cleanhead and Cannonball/ Eddie Cleanhead Vinson
既に鬼籍に入ったアルトの巨人。この巨体であるからしてそうだろうとは思うが、アルトサックスをおもちゃのように扱い、フルに鳴らしても普通の人のように精一杯の息苦しさが見えない。綺麗な音出しで、歯切れも良く、これだけ楽器コントロールが完璧な人はそれ程居ない。
南部から出てきて、上記Bohemia After Dark/Kenny Clarkeの標題に出てくるカフェ・ボヘミアで飛び入りし、ヌシであるベースの巨人、ペティフォードの腕試しをさらっと切り返して、逆に凄い新人と注目させる切っ掛けにした逸話も、ムベなるかなと頷ける。自己名義のクインテットでは5から7で一世を風靡した上で、更にキャピトルに移ってからもファンク臭を巻き散らかす8のような演奏でまた耳目を集めた。
確かジャズ解説のような作品も出すほどにおしゃべり好きで、ライブでも聴衆にクサイ話をするのが、珠に傷か、身過ぎ世過ぎとして容認するかは判断が分かれる。
サイドメンものでは、マイルスのクインテット盤が多くある。精妙なマイルス、一風変ったコルトレーンに、言ってみれば野放図で、破れた風船のようなこの人のアルトの組み合わせは実に巧い考えだ。後は、バグスとのPlenty, plenty soulで、正に標題通りにソウルが一杯の嬉しい盤。
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