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1928.06.20 in LA - 1964 in age 36
- 1960.04: Outward Bound
- 1961.07: At the Five Spot, Vol 1 and 2
- 1961.07: Eric Dolphy/ Booker Little Memorial Album
- 1962.00: Music Matador
- 1963.03: The Illinois Concert
- 1964.06: Last Date
- 1964.06: Naima
ALSO COOKING IN :
- 1961.11: Live Trane: The European Tours/ John Coltrane
- 1961.11: The Complete 1961 Village Vanguard Recordings/ John Coltrane
- 1963.03: The Body and Soul/ Freddie Hubbard
- 1961.02: Straight Ahead/ Abbie Lincoln
- 1961.03: Out Front/ Booker Little
- 1960.06: Looking Ahead/ Ken McIntyre
- 1960.10: Mingus/ Charles Mingus
- 1961.06: The Quest/ Mal Waldron

AND FURTHERMORE IN:
- 1961.06: Where/ Ron Carter
- 1961.05: The Complete Africa/ Brass Sessions/ John Coltrane
- 1961.11: European Impressions/ John Coltrane
- 1962.02: Inner Man/ John Coltrane
- 1961.04: Plenty of Horn/ Ted Curson
- 1961.08: Percussion Bitter Sweet/ Max Roach
- 1958: Jazz on a Summer's Day
- 夭折したジャズメンなので、作品数は多くありませんが、聴けば直ぐに好きになれるスタイルであり、熱狂的なファンが多いアルト奏者です。死後も評価は高まる一途で、Eric Dolphy専門のサイトが幾つもあります。魅力的なアルトを吹くだけに、好きになると結構入れ込んでしまい気味なジャズメンなのだ、ということかも知れません。「馬のいななき」風と悪評する人も居る演奏ですが、正しくは「しゃべるように吹く」ではないかと思います。Nelsonは、ロリンズに対しても同様の理解をしており、このようなスタイルで吹くには、楽器の高度なコントロールを必要とします。従って、フルトーンの素晴らしさは言うまでもありませんが、マルチ・リードを手も無くこなす力量にも感心します。フレーズが似ている、というのでは無くて、音出しに目立った特色があるので、辛口に言えば、「手癖がきつい」あるいは「訛りが目立つ」と言えなくもありません。でも、本当にそんな枝葉末節が気になる人なんているんでしょうか。それよりも前に、その演奏に素晴らしさに撃たれるてしまう筈ですが、、、
- 人の意思の伝達に必要なために言語が発達したとすれば、言語の媒体である肉声は、人間にとってとりわけ印象深いもので、彼の一度聞いたら忘れられないアドリブは、正に肉声と感じます。
- ある意味で、インストルメンタル曲はボーカル曲への果てしなく、しかも必ず徒労に終わる肉迫の過程にこそ意味があるのではないでしょうか(とつい筆が滑ってしまった)。
- この人は、コルトレーンとは違った形でのまじめ人間だと思います。上記Last Dateや、Mingus/ Charles Mingusなどには、肌が粟立つというか、背筋も凍るというか、人間業とは思えない名演があります。
- ロランドカークと違って「怪演」ではないのは、恐らく完全に自己を見失うことはなく、言ってみれば、根が冷静なせいだ、とまた筆が滑る。
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