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John Coltraneの墓参(4):2度目はMetroから乗り継いで(2015)

  • 前回、と言っても数年前のNYC訪問時のことになりますが、「John Coltraneの墓参」をした時には、アリスが後追いで他界して間もなかったので、息子のラヴィが夫婦一緒のお墓に作り替えようとしていた時期でした。Nelsonは、Coltraneのお墓が一時的に存在していなかった、そういう時期に墓参りをしようとしたという、何とも間が抜けたことになっていたのでした。そうとも知らずに、Nelsonは、ネットで調べて判った、
    以前にはあったけど、その時点では存在していなかったColtrane本人だけのお墓の場所を探したり・・・
    夫婦としての新しいお墓の場所が既に決まっていたけど、そこを探してみたら、ただの芝生があるだけだったり・・・
    でも墓石製作中でも登録プレートだけなら芝生に埋め込んであるのを、ここの従業員が昼休みに見付けていた所に出食わしたり・・・
    と散々苦労したのでした。これらの次第は恥ずかしながら、、、とは言え、その顛末は同好の氏の参考になるだろうと、(1)(2)(3)として掲載しました。(ことの顛末を最初っからお知りになりたい方は、(1)からお辿り下さい。) もう既に、アノ藤岡さんが新しい墓石の写真を紹介されてしますから、安心です。そして、前回の弔い合戦ならぬ再挑戦で、右掲のような出来て間もない「John Coltrane夫妻のお墓」に挨拶してきましたので、ここにメモしておきます。
  • John Coltraneのお墓があるPine Lawn Cemetary墓地は、NYCからだとロング・アイランド鉄道(LIRR)を使うことになります。前回は、この路線の始発駅である、マンハッタンの37丁目、ペンシルヴァニア駅から行きましたが、今回は行き方を変えて途中までは、メトロ乗り放題券がギリ使えるクイーンズの「Jamaica Center」(E路線)迄は、メトロで行きました。そこでLIRRに乗り換えれば墓地まで行ける筈だと考えたのです。こういうやり方を採ったのは、前回の滞在中にクイーンズの「サッチモ記念館」に行った時、時分時だったのでフラッと入ったメキシコ料理屋が旨かったのでした。もう一度行ってみたいと、墓参帰りの精進落しをそこでやることにすれば、上手い中南米料理が食えるだろうと目論んだからでもあります。
  • さて、この墓参は結構な長丁場で、マンハッタン島の中をウロウロするのとは違い、同じ州内ながらも、行きだけでも2時間近くかかります。しっかりと性根を入れて、事前調査は当然ながら、乗り換えなどにも気を付けないと、メトロと違い一本乗り遅れると、多分半時間は駅で立ちんぼするなんて目に会います。案の定、最初の「Jamaica Center」駅への到達時点でもうコケてしまいました。
  • 順路としては、この「Jamaica」辺でメトロからLIRRに乗り換えますが、何本もの路線が錯綜するターミナルなので、地図の読み方がムズイのです。先ず、メトロの駅名は「Jamaica Center」で、LIRRの駅名は「Jamaica」と少し違います。メトロで行くと、「Jamaica」のジャの字も無い、一駅手前の「Sutphin Blvd.」駅が、最近接のLIRR「Jamaica」駅への乗換駅だと現地でわかりました。それほど遠くもないので、丸々一駅分を歩いて戻りました。これで半時間くらいはロスしましたが、それでもLIRRに乗り換える目途は付きました。電光掲示板を見ると、丁度良さそうな電車が直ぐにあるようです。

    往復切符(R/T:Return Ticket)を買って、乗降番線を調べて、米国の汽車らしく改札口は無く、ホームの電光掲示板で次に来る列車だと確認して、一安心です。前回来た時に「Pine Lawn」駅が列車よりもずっと短いので後ろだったか、前だったかに乗らないと下車できない、と車掌に車両を移れと注意されたことを覚えていたので、向かいのホームにいた運転手らしき人に尋ねると、今でも最後尾に乗っていないと下車できないと判りました。我々が乗るべき列車は、「Ronkonkoma」駅と言って、多分先住民(インディアンは蔑称です)語らしき語感の駅行きの列車で、その5個手前の駅が「Pine Lawn」駅だと表示されています。
  • 直ぐに列車が来て、半時間くらいでしょうか、無事に懐かしき墓地駅に着きました。前回は苦労したので、「先達はあらまほしき事なり」のたとえ通りに、今回はまっすぐ墓地事務所に行って、オジサンにお墓の場所を検索してもらいました。「この用紙に、誰のお墓を探すのかを記入して下さい」と聞かれたので、「John Coltrane」と書いて差し出すと、「あぁ・・・John Coltraneね。」と言う感じで、彼の墓参に来る人が結構多いようです。「John Coltraneさんは・・・と。ハイ、ここです。」とカードに書き込んでくれたのは、前回探し当てた移転後の夫婦墓石の所在番号と同じでした。
  • ・・・と書いたところで、続きはこっちでどうぞ。

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