(Home - Ubiquitous Jazz / BACK)


ジャズ親父なのでZenはこう使う(2)

  • 「壊れ無いからまだ使っているだけなんじゃないのぉ・・・」と言われても仕方がないZenを使い始めてもう10年以上になります。ジャズファンとしてZenを楽しむ次の使い道が、「新境地を切り開く」です。
    新境地を切り開く
  • こういうZENのようなDAP(Digital Audio Player)で誰もがする利用法は、前回メモした「いつでも、どこでも好きな曲を聴きまくる」なのですが、少し突っ込んでいくと100曲レベルでは飽き足らずに、「ランダム聴き」機能を精一杯使い倒すに止まらず、トラック数も数100あるいは1000レベル位にまで行かないと、何年もは楽しめません。そしてもう一つの楽しみ方が、その「ランダム聴き」機能を使うことが前提での「新境地を切り開く」やり方です。自分の手持ちには癖があるのを肝に銘じて、買わないから手持ちにないけど、世の中にはもっと興味深い演奏で聴き逃しているモノがあるかも知れないと考えてみてください。そういう演奏に高くアンテナを巡らして、もっと広い視野でジャズを聴くことが出来れば、それはそれで実に前向きなジャズの楽しみ方ではありませんか。
  • と言っても、何も無理をすることはありません、新趣向とか持て囃され始めた演奏を何トラックか聴いてみて、「ちょっとなぁ・・・」と感じれば、それはそれで捨て置くことに、何の憚りもありません。例えば、焼き物がご趣味な方が、「やはり焼き物は、古備前ですよ」とか、古伊万里、鍋島、織部などしか持たないという方は多くおられますが、それがあげつらわれてはいません。人それぞれに、感じる所に違いがあって構わないのです。聴かず嫌い、食べず、読まず嫌いはマズイでしょうが、ある程度耳を傾けた上での好悪の判断は、人それぞれであって良いじゃぁありませんか。
    動画の活用
  • 好きなトラックだけを聴くのは芸が無いから、新境地発見用のフォルダーも作っておくと、そういう気分な時に便利します。自分のコレクションには無くて、余り聴いた記憶もないトラックを、Zen任せで聴いて行って、「アレッ・・・これ良いじゃんか。」という発見が出来ることを、たまさかの楽しみにしてはどうでしょうか。Nelsonは、近場にジャズ喫茶が無いので、自分からは聴きそうにない演奏にも絶えずアンテナを張って置いて、自分の立ち位置を確認しています。そういう時に役立のがネット動画です。動画サイトの検索機能を使って「Modern, Jazz, Full, Album」なんてキーワードを並べて検索すれば、色んな盤や、ジャズフェスでの公演のライブなどが、無数にアップされているのが見つかります。それらを適当にZenに放り込んでおいて、新規開拓の気分になった時に聴き流していると、新発見のトラックが見つかる事が結構あります。
    ジャズだけじゃなく・・・
  • Nelsonが一番よくやる手は、JPops、Classic、Oldies、Jewish、Cuban、Bossa Nova、Country and Western等と言った、専門外のジャンルに手を伸ばすのも一興です。ご承知のように、ジャズが広く世界中で良く聴かれているのは、こういった他の分野の音楽の旋律、アレンジ、歌詞、リズムとの交流があるからです。そういった分野で活躍するアーティストが、ジャズに敬意を払うのも、彼らがジャズから大きく影響を受けているからです。
  • BirdやMilesがクラシックから旋律や展開のヒントを得ている例や、東欧や中欧でクラシック畑で育ったジャズメンがユダヤ音楽の素養を活かしている例が多くあります。こういったジャンルについても、「Full, Album」等の単語を付けて検索すると、実に面白い音源に出会えることには驚かされます。一度お試しになっては如何でしょうか。
(Home - Ubiquitous Jazz / BACK)
アクセスカウンター