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STEVE GROSSMANとの出会い
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- 「STEVE GROSSMANというのか、良いなぁ」、と思ったのは、Elvin Jonesの「灯台の周りを魚が遊ぶ」という秀逸なジャケットのLive at the Lighthouse Vol 1/Elvin Jonesを聞いてのことです。このジャケットを最初に見たときに、レイ・ブラッドベリィという米国の幻想作家の短編で、なぜか生き長らえた恐竜が灯台を恋人と間違えて、霧笛の鳴る夜に、年に何度か海から浮かび上がって、恋しさに咆哮するという、イイ話があったことを思い出したのでした。このメッチャ濃いアルバムは、Dave LiebmanとSteve Grossmanの対照が面白く、しかも皆さん狂いまくるので、ストレス解消には打ってつけの名盤です。「オイ、オイ、放っておいたらこいつら朝までやる気だヨ」、と呆れ返りたくなるほど凄い演奏が展開されるので、このテナーは誰なんだ、と気になったわけです。
その後もぽちぽちと、、、
- その後もぽちぽちと買っていくうちに、コリャいいや、という気分になり、いつのまにか結構溜まってきたわけです。幸い(^^; フュージョン系は聞きませんので、マイルスバンドでの演奏は聞いたことがありません。(そちら方面の話題は他のHPでどうぞ。)ロリンズ系統ではあるが、かなりトレーンの香りもあり、さらに(ここが大事なのですが)正統テナーの伝統も垣間見える、という人はそうは居ません。ディスコグラフィーで見ると分かるように、レッドで出ているフレッド・ヘンケや、マッコイとの盤もなかなかのものです。
トドメは、ペトさんとの共演盤: Steve Grossman Quartet with Michel Petrucciani
- これには、ノックアウトされました。若干硬派、体育会系の色彩の強いこの人にしては、じっくり聞かせる姿勢が見えます。このHPの発足当初にこれを手に入れており、夏の暑いのにセッセと、HTMLのコーディングができたのも、この盤を入手した嬉しさ余ってのことだったかな、と思い起こします。フロントページにこの盤のジャケットを載せていましたから、ご記憶がおありのかたもおいででしょう(。別項のSteve Grossman Quartet with Michel Petrucciani--in depthで詳細に触れましたから、ここでは重複になるので書きませんが、何とも確固とした、しかもじっくり語る面もある、かつ熱い演奏で、ペトさんも相当に力演でした。
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