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「冗談音楽」とJazz

  • スパイクジョーンズのように、チャカしながら演奏する音楽を「冗談音楽」と言います。彼の音楽は、勿論ふざけた演奏なのですが、しかし、真面目に(^^; 聞くと、編曲と言い、アドリブと言い、実に正統的なことと、演奏技術が優秀なのに驚きます。楽器はちゃんと柔らかく、あるいは鋭く音を出していますし、ハーモニィも実に上質です。聞いていると、米国におけるジャズの根っこが実に深いものであることに思い至らされます。
    Spike Jones and his City SlickersSpike Jones and his City Slickers/ RCA Victor LS5146
  • この手の冗談音楽に付いては、例えばハナ肇とクレイジーキャッツ、フランキー堺とシティースリッカーズが人気を博したことがあり、例えばハナ肇のメンバーは、谷、植木、その他すべて日本のジャズ界でも屈指の名手で、スパイクジョーンズに負けず劣らずの質を維持していました。谷氏が数年間SJ誌のトロンボーン部門人気投票1位であったこともあるのです。記憶に依れば、三木鶏朗という人が終戦後に出現し、この分野の先鞭をつけたものとされています。
  • (実は、ここに書かなかった人たちでこれをやる人が居ることはご存知でしょう。しかし、演奏や編曲の質が悪く、しかも冗談が上質でないので、Nelsonは例示に挙げないのです。)
  • 付記すれば、他のジャンルでも冗談音楽はあります。MJ誌の和田さんの連載記事でも、クラシック界における同種の活動が時折記載されています。例えば、ホフナング物や、完全な音痴の方によるアリアなど、聞けば馬鹿らしいのです(実は少し持っている(^^;)が、少なくとも連綿と発売されるだけの市場性は有るようなのです。
  • 一口に、冗談音楽と馬鹿にしないで下さい、と言うことです。

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