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2016年11月某日:クラナッハ、Chiaroscuro、神保町さぶちゃん・・・(2)

  • 西洋美術館の「クラナッハ展」観覧の道すがらの猟盤話の後篇です。前編はココにあります。
    水道橋、神保町近辺を散策して、何故か「さぶちゃんに」・・・
  • 二つも展覧会を見てしまって、その前後にウロウロしてしまうと結構歩きでがありますが、その後はブラブラ歩きにペースを落としました。水道橋近辺ですと、「富士レコード社」と「レコード社」があり、この両者の関係はいまだに良く知りません。でも、同じビルの1,2階を同業種の店が分け合っているんですから、少なくと商売敵と言ってもお仲は良いんでしょう。少し前まではジャズのセクションがあり、それなりに品物の動きもあったのですが、近頃はその動きが鈍くなっていると感じます。この近辺の学生さんもジャズの盤を売買することが減って来たのでしょうねぇ。この界隈にはサカイヤさんと言うスポーツ用品の複合店がありますし、猟盤関係でも「トニー」さんは健在です。
  • しかし、昔日のB級グルメである「いもや」チェーンはとんかつと天ぷらで各々一店が残るのみで、天丼屋さんは暖簾を下ろしたと思えました。午後5時前に前を通ってもお店は開店休業状態で、帰りの6時過ぎでも満席一歩手前と言う感じで、昔のように待ち席に押しくら饅頭の人が座っていた感じは無いようでした。ラーメンでは「伊峡」さんは気風が良いお兄さんが白髪交じりになったものの、お店は盛業中と見えました。もう一方の雄、「さぶちゃん」は手伝いが若い衆ではなく、身内の方になっていて、さぶちゃん自体もキッチンセットに掴まりながらの移動になっていたので、「思う所有之」な気分になって、懐かしい店内に入り込んで座りました。以前とは味が変わっていましたが、それがご時世と言うものなんでしょう。
    後は「ウニオンジャズ東京」へ
  • 恐らく御茶ノ水界隈でジャズものの在庫が一番豊富な店です。明大前のジャズ専門店の閉店と相前後してここが盛況になったので、つまりは単なる移転だけど、看板もすげ替えたと言うことなのでしょう。しかし今回は余り出物が見当たらずに、下記の2枚を保護したに止まりました。ネットだと直ぐに別のサイトに跳べますが、リアル・ショップだとそうは行かずに、空振りも良くあることです。
    1. Bags' Bag/ Milt Jackson (Pablo OJCCD935)
      Cedar Walton、Ray Brown、Jerome Richardson等の手練れが付き合った良盤で、友達が持って行ったまま帰って来ずに、不自由をしていたところで眼にしたので即保護。「I Cover the Waterfront」や「On a Slow Boat to China」等の良い曲をやっていて、時々無性に聞きたくなる盤です。
    2. Night of My Beloved/ George Garzone and Trio da Paz (Venus TKCV-35403)
      マッチョな風合いがあるGeorge Garzoneがボサノバのトリオと何をやろうと言うのかと思ったら、思いっ切りゆったりとこなしていて、ボベボベは一切無し、柔らかい音ばっかという演奏続きで、アゴが出ました。まぁ、汗臭いのばかりがジャズじゃないとは思いますが、それにしても・・・
  • 前半の展覧会の強い印象に比して、後半の猟盤の方は大したことが無く、少し腕が落ちたと反省しきりな一日なのでした。

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