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2014年某月某日:久しぶりの横浜

  • 先日、「横トリ2014」を見に行く機会があって、その前後に何か所か回って、色々と面白そうな盤を、以下の通り保護しました。
    「Diskunion横浜関内店」
  • こっちは馬車道というのか、関内というのか、西口店よりも頑張っている感じでしょうか? 9点、12枚、1万強のお買い上げぇ・・・投資に見合う、に止まらない良盤が保護できました。
    1. Soul Fountain/ Clifford Jordan (Atlantic AMCY-1272)
      この人の盤は、見付け次第、迷わずに保護しています。「Blowing in from Chicago」なサックス奏者が、キャリアの早期にこんな中編成で録音できたのは幸運でしょうが、この時期(1960年代)においてすら既にして大物らしい風格が備わっています。アトランティックらしく少しチャカポコしていますが、それでもコレの前作と好対照ながら、アフリカン・アメリカンのルーツの発露ともいえる好演奏が続きます。
    2. Bluesin' around/ Kenny Burrell (Sony Contemporary Master Series SICP- 4208)
      60年代に録音されながら1983年まで陽の目を見なかった盤というので保護。デビュー後数年にして、この落ち着いていながら、心憎いほどにツボを押さえたこの人のギター・スタイルがほぼ完成に近いのにはマイリます。コレは、良盤です。
    3. Two Bones/ Curtis Fuller (Blue Note UCCQ- 5018)
      キングのBN未発売盤復刻時代に見逃していた盤で、この録音時期(黄金の1958年!)らしくSonny Clarkが付き合っていて、実に良いピアノを弾いています。勿論、標題通りに2本のボーンの競演で、相方はごひいきのSlide Hamptonと垂涎の布陣です。
    4. Thanks for Nothing/ Rosemary Clooney (Reprise/ Muzak MZCF-1023)
      ロージー叔母さんがポップス歌手として何本かのヒット曲を出していた時期の末期に当る60年代の作品。この後、体調を崩してブランクがあり、70年代に入って見事カムバックしました。コンコードに専属して、上手い女性ジャズ歌手として、もう一花咲かせています。我が棚には、そのジャズ歌手としての作品ばかりが並んでいるので、「こういうのも・・・」と思って、保護。
    5. I'll Give You Something to Remember Me by.../ John Hicks (Limetree MCD023)
      この人の盤も結構持っているけど、コレはダブりじゃない筈だと思って、保護。帰宅して調べたら、危惧したとおりにダブりでした。それが気になってこの人の盤の在庫を数えたら、もう25枚も揃っていた(^o^)ようです。亡くなってもう10年近くになります。
    6. 90 Yrs/ Toots Thielmans European Quartet (Challenge Jazz CHR 70167, with DVD。右掲)
      トゥーツ叔父さんの晩年の欧州ライブのコンピ盤。健さんの映画「夜叉」のタイトル曲も含めて11曲入っています。さらに、付属のDVDにも鮮明な画像で、しかも全く別の、恐らく日本での6曲のライブ演奏が収録されていて、大いに楽しめました。もう92歳で、舞台にはサイドメンに付き添われながらの登場ですが、独特の味があるハーモニカの音色と音取りは健在です。そのNTSC形式のDVDがリージョン・コードのせいなのか、なかなかPCでは読み難くって・・・
    7. Manhattan Stories/ Charles Lloyd (Resonance HCD2016, 2CD's)
      1965年頃のNYCにあった「Judson Hall」及び「Slug's」でのライブ録音です。付き合っているのがGabor Szabo(g)、Ron Carter(b)、そしてPete La Roca(ds)と、ピアノレスの編成です。ピアノがいないので緊張感が維持されていて、70年代以降の抹香臭さがそれほど無くって、思わず聴き込んでしまいます。CD2枚に6曲、すべてが十数分という丁度良さげな長さです。ファン・サービスなのか、「Dream Weaver」が末尾に入っています。
    8. Moments Notice/ Charlie Rouse (Storyville STCD8268)
      この人のこの盤は、ありそうで見当たらずに過ごして来ていたので、迷わずにゲット。何しろ相方が、Hugh Lawson(p)、Bob Cranshaw(b)そしてBen Riley(ds)とNelson好みのジャズメンばかりで、曲の料理の仕方も渋さバリバリながら、しっかりと聞かせてくれます。
    9. It don't Mean a Thing .../ Elvin Jones (ENJA/ Solid CDSOL- 6571)
      近頃流行りの廉価版再発シリーズの一枚で、これもたったの千円。この偉人がNicholas Payton、Sonny Fortune、Delfeeyo Marsalis、そしてCecil McBeeなんてのを引き連れての中編成バンドでの録音で、ヴォーカルにKevin Mahoganyもいるというので、保護。ピアノレスでないせいか、落ち着いた趣味の良い演奏で、奥さんゆかりの「五木の子守歌」他の日本の曲もやっています。

    「レコファン横浜駅西口店」
  • この所、店舗の整理統合などで前にあった所に店が無くなったりして、中々レコファンさんにも顔を出せませんが、この西口のダイエーの中にあるお店は健在です。結構面白いものが並んでいて、2,3時間をかけてエサ箱漁りに没頭して、計5点、11枚の新品、中古を、「約8千円のお買い上げぇー・・・」でした。
    1. Don Pullen: The Complete Remastered Recordings on Blacksaint and Soul Note (BXS 1017, 7 CD's Box)
      コレはここ数年継続して出ている「The Complete Remastered Recordings on Blacksaint and Soul Note」と銘打った箱もの中の一巻です。正に箱モノというに相応しく、美麗なビニール被覆の意匠をまとった厚手の紙箱には、手元に置きたいと思わせる風格すらあります。このシリーズはすでに数箱持っていますが、あまり出回らないジャズメンの、それほどには話題にならなかった盤を一度に保護できる仕組みですから、これからも目に付くものは買って行きたいものです。箱の中に原盤で7枚分が入っており、その個々の盤は紙ジャケ仕立ての厚紙ジャケットに裸で放り込んであるという、オリジナルを尊重しながらも簡素化にも努めており、元レーベルのロゴも付いた公式りマスター盤です。何しろ下記に列挙したように、全部で7枚もあるので、個々の内容には触れることはしませんが、先日、ココでも触れたので、そこへのリンクを張っておきます。
      • Capricorn Rising
      • Healing Force
      • Warriors
      • Milano Strut
      • The Magic Triangle
      • Evidence of Things Unseen
      • The Sixth Sense
    2. Last Concert/ Roland Hanna (Whatt's New WNCJ-2120)
      ハナちゃんの晩年には、ここでも共演している中山英二さんとほぼ毎年、日本でギグをやるのが年中行事化していましたが、この盤はその最後のギグの記録ですから、良い機会なので保護しておきます。このギグの後、ひと月後にハナちゃんは米国で死去しました。ここでは、そのベースの中山さんに加えて、女性のヴァイオリンが付き合っているせいもあって、名曲「鳥の歌」が収録されていたり、聴き所が沢山ありました。
    3. Standard Time/ Tony Lakatos (Skip SKP 9118)
      この人のワン・ホーンでのドイツ盤です。ピアノの名手、Jim McNeelyが付き合っていて、Adam NussbaumとJay Andersonでトリオを組んでいて・・・となると手が出てしまいます。Tony Lakatosの盤もだいぶ集めていて、チャカポコものでないのは皆良い出来です・・・ってのは言い過ぎか。Trio Acousiticとやったあの名演、「Groomy Sunday」をまた掛けたくなります。
    4. Quintet Live in Genoa 1981/ Art Farmer and Lee Konitz (Tramonti 5992311)
      この双頭バンドがイタリアのジェノアでやったギグのライブ盤で、音も悪くありません。ベースがMilt Hintonで、ドラムスがShelly Manneとなれば、保護せざるを得ません。辛口に言えば、年寄りばっかでということでしょうが、若い衆が出せない味が出ていれば、それはそれで良いはずであり、現にここでも聴かせる演奏が続く。くだけたMCに続いてやる「ジェリコの戦い」は、ナント、この時既に70歳というMilt Hintonのベース・ソロで、コレがまた聴かせるので、会場が大拍手。
    5. Imagine, in the USA/ Gonzalo Rubalcaba (Blue Note 30491)
      故あってキューバ人とその製品に課せられた米国入国・輸入禁止措置が続く中、それを掻い潜って、東芝との契約を間に挟むことによって、この達人の盤がBlue Noteから出ていました。そしてその人が、やっと出した米国カリフォルニアでのライブ録音盤ですから、保護対象です。そのギグは、トランペットのワン・ホーン・カルテットだったようですが・・・それだけでは済まないということでしょうか、Charlie Hadennの名曲、「First Song」を作曲者本人の参加を得たトリオもので、またJohn Lennonの「Imagine」と自作の「Circuito」とをピアノソロで演奏したものが付加されていて、それらも米国内の別の場所でのライブ録音です。

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