2014年某月某日:リスボンで猟盤三昧(3)
- 先日、リスボンでジャズ専門のCD屋に出かけてみたお話の続きです。その店を捜し歩いた時のことは、ここにあります。
「Record Shop Bar」
- 「Trem Azul」(「青い電車」)は看板にも「Record Shop Bar」と表示されているように、中に入ってみると普通のエサ箱が並んでいるものの、フロアが広くてライブなどもやれる感じです。レジの横に酒瓶が並んでいて・・・というか、ビール・サーバーなどが並んだカウンターの傍にレジがあるというのが正しいのかも知れない。Nelson達が入ると、少し遅れてお客さんが一人入ってきて、そのカウンターで店主と話し始めました。僕もそれに加わって話し始めると、その客はロンドンから遊びに来たといいます。この店が好きで、良く来るんだとか・・・ご存知のように、今はLCCが大隆盛で、ロンドンからでも往復3,4千円で飛んでこれる便が、結構あるのです。この店は、自分のレーベルも持っているようなんで、それを紹介してくれましたが、まぁ、チャカポコ・フリーてな感じで、ちょっと食指が動きません。
「Hot Club Portugal」
- 市内散策中に見つけたライブをやるらしい店の話を聞くと、店主も、そのイギリス人も「行ってみると良いよ」と勧めるが、「Hot Club Portugal」という名でも判るように、「Orthodox Jazz」をやる店だという彼らの話と、そのフライアーにある出演者の構成などを見て、デキシー、スィング系のジャズらしいと思えて、やめました。クラブの場所自体は、泊まっているホテルの傍なんで、カミサンを置いて、覗きに行くかとも思ったのでしたが、、、
エサ箱
- さて、どんなものが置いてあるかと壁際に並んだエサ箱を見て行くと、結構、Burton Greene、Dave Burrell、Sunny Murrayなんて名前が目立つので、矢張りフリー大好き路線らしい。CDの箱が、30近くと、LPの箱が10以上あるが、フロアが広い割には在庫は多くない。恐らく、夜遅くになるとジャズファンが集まって、酒を飲みとか、地元のジャズメンの小規模なライブをやるとか・・・そんな感じで運営していると思われ、真昼間、それも開店直後の午後3時頃では、この店の本当の姿は何とも判断できないのだろう。
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