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2014年某月某日:リスボンで猟盤三昧(1)

  • 先日、ポルトガルの首都、リスボンに行く機会があり、一国の首都であればジャズ専門のCD屋がある筈と調べたら、当然ながらあったわけで、ツアーの延泊制度を利用して出かけてみたお話です。ネットで調べても余り情報が無いので、今後行かれる方のために少し詳しくメモして見ます。
    坂道の町、リスボン
  • リスボンといえば知る人ぞ知る坂道の町で、いわゆる地下鉄、市電、バスのほかに、ケーブルカーやエレベーターまであって、市民の日常の足となっています。「Trem Azul」(「青い電車」と言う意味らしい)というその店は、盛り場ではなく港近くの交差点の傍にあるようです。ホテルの無線LANでこの店の情報を集めていると、当然ながら情報はすべてポルトガル語で書かれていて、所在地はおろか、開店時間さえ読み解けません。仕方なくコンシェルジェにiPhoneを差し出して、「この店の営業時間って、判りますか」と聞くと、色々あった挙句に「午前10時から、午後7時半まで」と答えてくれましたが、この世にそんな律儀な営業をするCD屋などあろうはずがありません。この手の店が朝っぱらからやっている筈が無いが、地元の人に逆らうほどの根性はありません。旅の途中ですから、店が開いてなければ、近くの市場で時間をつぶしたり、テージョ川をフェリーで向こう岸に渡ってみるのも一興です。・・・ということで、カミサンを促してホテルを出て、観光客用の乗り放題パスで港近くの駅、「カイス・ド・ソドレ」まで地下鉄で行くだけ行きました。
    迷い道、クネクネ
  • 駅を降りると、リベイラ市場の方は目の前で安心しましたが、肝心のCD屋は具体的な所在が判りません。どうやら「Alecrim通り」に面しているらしいのですが、大雑把な市内観光地図は持っていたものの、その通り自体が簡単には見つからないのです。案の上、10分ほど心当たりを歩いてみても、店は見つかりません。埒が明かないと思ったのでしょうか、カミサンがバスを待っているオジサンに聞くと、その時間にバス停に居る人なんで、勤め人ではないから英語が不自由なようです。彼は、こっちを近くのコンビニに連れて行って、レジの人に聞いてくれますが、レジの人は当然ながらレジに忙しく、はかばかしい返事はしてくれません。お邪魔虫に投げかける、レジに並んでいる人の冷たい眼も気になるので、店を出てしばらく歩いていると、後ろから女性が声をかけてきました。
    「何と言う店なの?」
  • 「通りがかりの人が、何を・・・」と見れば、レジ袋を二つ持っていますから、さっきの店でレジに並んでいて、われわれのやり取りを見ていた人だ、と思えました。「探してるのは、何と言う店なの?」と聞いてくれたので、「Trem Azul」だというと、「あぁ、あそこは判りにくいわね。この先の陸橋の下なんで、道から覗き込まないと見つからないわ。途中まで一緒に行って上げる。」と、どうやらこの店を知っている人に出会えたようです。レジ袋の片方を持って上げながら付いていくと、地下鉄駅を降りて直ぐの、名前不明の広場の所で、「この陸橋を北に辿っていって、左側の下の建物を調べていくと、橋の袂辺りで見つかるわ。私はこっちに行くから、ここから先は自分達で行きなさいな。」と言うので、レジ袋を渡して、礼を言って分かれました。広場から北に行く道を辿ると、なるほど陸橋風になっていて、道の脇のビルの入り口は、眼下に見える形になるのです。そして教えられた立体交差の傍まで行くと、何やらその辺がクサくなって来ました。
    「ありましたぁ・・・」
  • 歩みを緩めて左側の下を覗くと、「ありましたぁ・・・」が、開店している様子はありません。階段を下りていって店を覗いていると、住人らしきオネェサンが出てきて、「店は午後からよ。」と予想通りの声をかけてきました。「ホテルのコンシェルジェが朝からやっているっていうんで来たんですが、信じてませんでした。日本では、この手の店は2時頃から開き始めるんですが、ここもそうでなんでしょうね。」と言うとその通りで、その日も午後2時くらいから店を開けるということらしい。「イヤ、そうだと思っていました。ボクは日本から来てるんですが、ジャズの店があると言うんで覗きに来ました。アソコのリベイラ市場で時間をつぶして、午後になったら来ます。」と言って、その方と別れました。店の所在場所が判ったので、ヤレヤレです。カイス・ド・ソドレの地下鉄駅に戻って、こもごも考えて見たら、市場だけでは時間が余ります。
    フェリーやケーブルカーに乗って・・・

  • テージョ川の向こう岸のカシーリャス、すなわち「アレン・テージョ」までフェリーで行くことにして、その港町で魚料理店の看板を見ていると、カミサンは何か指輪を見つけたらしく、値切ってゲットしたと言います。もう一度リスボン側にフェリーで戻って、市場に行くともう昼飯時なので、フードコートで腹をなだめました。まだ時間があったので、そこから有名な「ビカ線」と言うケーブルカーをやっとこさで探し出して、坂の上に上りました。そこから東に道をとって少し歩き、この辺りを下がって行けば良いかな、と下り道をとると、それがバッチリと「Alecrim通り」につながってくれました、さっきと逆に道を辿っていくと先刻の陸橋に出て、今度は右側に「Trem Azur」が見えました。まだ2時少し前だったので、広場からこの店に入る通りの表示を、南北と東西の2枚、写真にとって、後で訪れる人のための情報としました。その後ご要請があったGoogle Street Viewでの同店付近の様子も、ここをクリックすると見られるようにしてみました。
  • そうこうする内に店が開いたので、入ってからどうしたかは、次週回しです。

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