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2002年5月某日

  • 先日、「ぬか喜び」を経験しました。Phil Woodsというヴェテランのアルトが好きで、結構持っています。目ぼしい所で持っていないのは、RCAから出ているImagesという盤ぐらいです。欲しいのでこれまでも探しており、数年前にこの手のものなら強い名古屋のUptownで探してもらいましたが、結局見当たりませんでした。先日、例の寺○さんのサイトで、このImages盤が採り上げられているのを見て、「そうだ、これがまだ見付かってないんだナァ。これも何かの機会だから、すこし真面目に探さなきゃ。」と再び思った次第です。でもその時は情報不足で、再発になっていたとは知りませんでした。そんなある日、お茶の水○ニオンさんに行った時に、中古で出ているのを見つけたんです。それも何故か、ピアノ盤のところで、です。見付けたときは「ウーン」と唸りました。「中古盤のピアノの棚で」、「店を出ようとした間際」、さらに「数日前に寺さんのサイトで見て想いを新たにしていて」、10年来の探索盤を見付けたなんて、、、正に妙なツッコミは止めてくれぃの最後に書いた「妙なツッコミで良かった」というケースの好例です。「やったね」という発見談なんですが、それが数日も経たないうちに「ぬか喜び」だと判りました。この盤が例のManriさんのサイトで最近の収穫として載せられていたのが切っ掛けです。再発のことを知らずに「へぇー、Manriさんも手に入れたんや。えらい偶然やナァ」ということでManriさんにお聞きした所、入手されたのはこの4月に再発で出たばかりの盤だ、と判りました。そう言えば、ManriさんのとはCD番号も違います。「なぁーンだ。」つまり、再発を買い直されたどこかの熱心なファンが、「ほんじゃぁ要らないや」と処分された盤を、Nelsonがぬか喜びで手に入れた、と思えます。十数年前に発売された盤を、やっとのことで中古で見つけて「良かった」筈なのに、直ぐに「最新のリマスターCDが出てたんだ」とぬか喜びになってしまったわけです。長く猟盤をやっていれば、こういうことも避けられないという例でした。

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