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「猟盤日記」

  • 猟盤日記 「猟盤日記」は、ジャングル・ブック社が1996年に刊行したもので、白夜書房が出しているロック系のマニア誌「ゴールドワックス」誌に連載された、正に猟盤生活の日記を単行本化したもので、400ページ強で、定価1800円でした。戸川さんは、関西の中古レコードマニアということで、「どこどこの中古店でこんなレコードを見つけた、ああ嬉しい、というたわいないトホホな日記で、初登場は14年前と古く、大阪の中古レコード店のフォーエヴァーレコードが発行していた」小冊子に書き始めたものだということです。この本には平成元年から7年までの分が収録されています。エライ古いなぁ、と言うなかれ。猟盤などという宿阿は、時の流れ等には無関係な病気です。戸川さんも一応はロック系の、特にシングル盤等が中心のようですが、日記を読み進むと玩具、ポスター等、色んなものが出てくるのも面白いところです。イラストを「へたうま」の湯村さんなどが書いているので、好きな人は嬉しい筈です。
    構成
  • 「構成なんか、おまへん。日記でっさかいに、日付順だす。」ということで、どこで何を手に入れた、という類の話を中心に、店主との駆け引きや、中古業界の様子を結構丁寧に記録されているのに、感心するばかりです。特に探しているものを、正直に言うと値を上げられてしまうし、頼んでおかないと「どこかの店に出ていた」という話も聞けないし、その辺の按配はどの蒐集趣味においても共通するコツであり、その辺の話が嫌いじゃない人には受ける筈です。出没する区域は、京阪神に限られているようですが、Nelsonも知らない神戸の辺鄙な山奥に何故かある中古店や、鶴橋等の大阪環状線やミナミ辺りの細かい店が出てきて、「おー、そやった、あのオッサンも変わらんみたいやなぁ」等と納得します。ただし、ジャズの話は、全くと言って良いほど出てこないので、御注意。

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