(Home - 何でも10枚 / BACK)
ジャズメンの歌曲演奏は、その歌曲の曲想を大きく膨らませたり、あるいはその演奏者の人柄が滲み出たりして絶好の聞き物です。その中でも、リズムを排除した弦楽器中心のオーケストラによる伴奏に乗せて
曲を聞かせる形式は古くから愛好されており、以下のような名盤が輩出しています。
- Charlie Parker with Strings, Complete Master Takes
アルトで聴くならこれを忘れずに
- Winter Moon/ Art Pepper
誰もが認めるペッパーの後期の絶品。ビルホルマン、ジミーボンド等の編曲
- With Strings/ Clifford Brown
名手ニールヘフティの編曲。トランペットの紐付きならこれに止めを刺すか
- With Strings/ Julian Cannonball Adderley
これでリーダー作2枚目というから早熟。ディックヘイマンの編曲。
- Chet Baker and Strings
チェットがメジャーレーベルに入れたWith Stringsもの。マンデル、ペイチらの編曲です
- Lady in Satin/ Billy Holiday
レイエリスの編曲に乗せて、正にしみじみと歌い上げるレディディの名盤。一関ベィ○ーで聞かせてもらって、言葉を失いました。
- A Day in the Life/ Wes Montgomery
兎に角これだけ高度なことをやって、聴いて楽しいんだからスゴイ人です。ドンセベスキィ編曲か
- Brandenburg Gate Revisited/ Dave Brubeck
兄の編曲による、まぁ、ブルーベックならこういう風にやるだろうという予想に違わぬ名演
- Comin' in the Back Door/ Wynton Kelly
ヴァーブがこの路線を始めた頃にケリーに吹き込ませた盤。
- While My Lady Sleeps/ Phineas Newborn
へぇ、こんなのも録音してるんだ、という超絶技巧ピアニストのしみじみ盤。編曲はデニスファーノン
(Home - 何でも10枚 / BACK)