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ジャズの面白さが即興的なアドリブにあるとすれば、当然ソロイストが入り乱れて競う「掛け合い」には最高のスリルがあります。そして、単なる高音、長い音、速いパッセージ等の出し合いという技術的なものではなく、曲想を活かしつつのバトルの盛り上がりは最も興奮させられる瞬間です。花形楽器のテナーサックスには、そんなバトルものが多くあり、また人気もあります
- Sonny Rollins vs John Coltrane--Tenor Madness
Rollins(26)とColtrane(29)というテナーの両雄が(録音上の)唯一の競演を、標題曲で12分にわたって繰り広げるこの盤から始めますか
- Gene Ammons vs Sonny Stitt--Boss Tenor
この二人はバトル仲間として有名で録音も多いが、やはりこれですか。呼び物のBlue Up and Downも入ってます
- Al Cohn vs Zoot Sims--A Night At The Half Note
このHPにも十枚近く入っているバトルと言うより共演、双頭コンビの、これが代表作だろうとしてあげました。他にもCohnとZootの項を引けば沢山出てます。これはフィルウッズ、モーズアリソンも入った決定盤
- Al Cohn, Scott Hamilton vs Buddy Tate--Tour de Force
日本で録音された、コンコードジャズ祭の時の熱演の収録物。この分厚い音は堪りません
- Sonny Rollin vs Sonny Stitt--Duets
ガレスピー名義のこのセッションは2枚あるが、こっちが良いかな
- Bill Perkins vs Richie Kamuca--Tenors Head on
ウェストコーストのジャズは何だか澄まし込んで、と言うわけでもないのがこのバトルで判る
- James Clay vs David Fathead Newman--The sound of the wide open spaces
第2世代テキサステナーの二人がくんずほぐれつ、という盤
- David Fathead Newman vs Clifford Jordan--Blue Head
あまり挑発し合ってと言うのではないが、両者のアドリブの対比は面白い
- Booker Ervin vs Dexter Gordon--Setting the pace
一曲でだけ、二人で吹きまくっている
- Dexter Gordon vs Jackie McLean--Montmartre Summit 1973
テナーとアルトの組み合わせで、若干羊頭狗肉気味だが、これは挙げておきたい
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