Gotham City
- ニューヨークの、もうひとつの別名が、Gotham Cityです。何故、ゴサム・シティと呼ばれているのか、少し調べてみました
バットマン
- ゴッサム・シティ(Gotham City)という地名が、広く世に知られるようになったのは、何といっても、あのアメ・コミの傑作、「バットマン」によってでしょう。勧善懲悪の、当然ながら他愛も無いコミックですが、悪が跳梁し、それに立ち向かう正義の味方、バットマンが活躍するのがここ、Gotham Cityです。一応は、架空の市街が設定されていますが、その画像を見れば誰もがニューヨークを想い起こします。どうやら一つの島の上にある街らしく、本土との間に運河がある、、、となれば、誰もがマンハッタン島だと思うのも無理がありません。書き下ろし時点では、ボストンが組織犯罪に揺れていたということで、ボストンを想定していたようですが、その環境はニューヨーク以外の何者でもありません。先年封切された映画自体は、ロケハンの結果、現時点で風景が一番似ているということで、シカゴで撮影されたといいます。
- 「バットマン」が大ヒットし、連作されていく中で、段々とゴッサム・シティのトリヴィアが練り上げられて、その市街地図(無論、フィクションですが)は詳細になり、多様な「伝説」が上塗りされるまでになっているようです。その辺にご興味のある向きは、ゴッサム・シティを含むDC帝国の公式サイトに行けば、テンコ盛りの情報を堪能できます。スーパーマン等とは少し違って、バットマンのイメージは暗いめであり、乗る車も黒く、高層ビルも黒い鋼鉄が目立つ仕立てになっています。では、バットマンの登場する街を、なぜゴッサム・シティと命名したのかは、次項のとおりです。
「愚者の町」
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ニューヨークはまた、「愚者の町」でもあります。これは、20世紀にはいって、多様な移民が住むようになり、マフィアが横行する犯罪等で物騒になったことから来ているようです。中世の頃の話らしいのですが、英国のジョン王が、過酷な税制を採用したところ、ノッティンガムのGotham村の住民が愚者のフリをすることによって課税を逃れるという手を編み出したと言われています。それに感心した人達が、Gotham村のことを愚者の町と呼んだというわけです。そして時代は下り、ニューヨークの目を覆いたくなる状況を見た物知りが、「これじゃぁ、あの愚者の町と言われたGothamみたいじゃぁないか、、、」と嘆いたのです。「愚者の町」という呼称自体は、古くは聖書にも出てくるソドムやゴモラに先例があります。以前は、かなり治安も悪かったので、 ニューヨークはGotham Cityと言われても仕方がなかったようですが、今はかなりそういう状況が改善されていると聞きます。
Gotham City/ Dexter Gordon
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あのDexter Gordonには、このサイトの好演盤には採っていませんが、「Gotham City」(Columbia JC 36853)というアルバムがあります。19080年8月Rudy Van Gelder録音の、2管クインテットもので、面子はDexter Gordon (ts)、Cedar Walton (p)、Percy Heath (b)、Art Blakey (d)という豪華版で、さらにフロントの相方としてWoody Shaw (tp)か、George Benson (g)が入るというものでした。曲目は、標題となった「Gotham City」の他に、「Hi-Fly」、「The Blues Walk」、そして「A Nightingale Sang In Berkeley Square」でした。 ニューヨーク録音ということで、持ち込んだ自分のオリジナルに「Gotham City」と付けているのも、シャレています。
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