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ジャズ%ワルツの世界 --(イントロ)


この世界の約束事を少し、、、
  • 「ジャズ・ワルツ」というと、大きく分けて二つの意味があるようです。第一の定義は、「3/4拍子で作曲されたジャズの曲」ということです。そして第2の定義は、原曲の拍子は兎も角も、その時に「3/4拍子で演奏しちゃった場合の演奏」です。ジャズは、アドリブ主体の比較的自由な音楽スタイルですから、作曲家が4/4拍子で作曲した曲でも、気軽にワルツにしてしまい、しかも誰もそれをとがめたりしないのです。
  • ワルツというと3/4拍子なのですが、俗に「ハチ・ロク」と言われる6/8拍子は、2拍子の雰囲気も入ってくるので、ジャズ・ワルツに含めないようです。大定番の「Waltz for Debby」や、「Someday My Prince will Come」は古典的といっても良い3/4拍子でのアレンジが多いのですが、その後の時代になると、「This here」等のように6/8拍子なのかと思えるものもあります。
  • モノの本によれば、ジャズの革命の一つとして、「1957年に、Max Roachがジャズの世界にワルツを導入した。」とあります。まぁ、その真偽はともかくも、当初は「へぇー、3拍子でもスィングするんだ。」と耳目を集めたようです。これを敷衍した先には変拍子の世界があり、5拍子の「Take Five」なんてのは序の口で、17拍子(^^;とか、スゴイことになるんですが、それはここでは扱いません。
  • ワルツは、別名円舞曲と言ってダンス曲です。人間は四足動物ですので、2または4拍子というのが自然なんですが、3拍子の舞踏の仕方というものがあり、決してギクシャクせずに、流れるような動きとなるのはご承知のとおりです。そこは、シンコペーション3連符等の出番です。ジャズ・ワルツも、聴けば判りますが、4/4拍子とは少し違うものの、でも実に良くスィングします。
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