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The Master Trioというか、Tommy Flanagan

  • The Master Trioは、Tommy Flanagan (p)、Ron Carter (b)そしてTony Williams (ds)が83年に組んだトリオで、Milestonesと、Blues in The Closetの2枚だけのトリオかと思う。Tommy Flanaganは、Ron Carter とは付き合いが長いが、Tony Williamsとは競演した事が無いという事で、発売時にはかなり期待して聞いて、内容に納得した記憶がある。。
  • Tommy Flanaganについては、リーダー作かつトリオ盤として1957年のOverseasがあるものの、Bluesette/ Curtis FullerSaxophone Colossus/ Sonny RollinsLive at the Village Gate/ Coleman Hawkins等での脇役ぶりが多くの人の記憶にある人だった。
  • それが、70年代後半からは、Eclypsoを皮切りに、トリオもののリーダー作を立て続けに出して、そのどれもが素晴らしい出来で、「ナーンだ。やれば出来るじゃン」という喜びをジャズファンにもたらしている。特に Live at the Fat Tuesday等は素晴らしいし、リーダー作ではないがトリオ盤のSugar Royも隅に置けない盤です。
  • リーダー作におけるこの人の演奏は、もともとのカッチリした、歯切れの良さが表に出て、決して大汗掻いての弾き捲くり、大音量と言うことではないが、この人にしては大車輪の演奏を展開し、多くのファンを唸らせる傑作を何枚もものしている。その中ではSuper Sessionが良いし、最近のSea Changesも売れているとか。

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