Home - Those Groovy Cats - Tommy Turrentine / BACK)
Tommy Turrentineとの出会い
|
- Tommy Turrentineとの出会いは、ハッキリしています。まだ、モダンジャズを聴き始めて間もない頃に、Leapin' and Lopin'/ Sonny Clarkが気にいりました。そして他の演奏者も素晴らしいんですが、この盤におけるTommy Turrentineのトランペットの吹奏に、いたく心を揺り動かされました。
明るさとペーソス
- この人のトランペットは、恐らくテクとしては並以上ながら、抜群にスゴイという感じはしません。特にハイ・ノートをヒットする訳でもなく、フレーズもバリバリと華やかではありません。しかし、一種Kenny Dorhmaにも通じるペーソスに満ちたフレーズは、得難いものがありますし、そうは言っても、全体としての音色は暗くは無く、「今」ではないものの、「その先」の明るさを示唆する明快さを持っています。
実は、、、
- なかなか良いなぁ、と思ってこの人の盤が他にどういうのがあるのか調べた時期がありますが、これが余り無いのです。なるほど、舞台を圧する盛花ではなく、山野草の花なんだな、と知った訳です。ひそやかに咲く野草には、その野草なりの良さがあります。そう思って愛でるべきものでしょう。
Home - Those Groovy Cats - Tommy Turrentine / BACK)