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Rich versus Roach/ Buddy Rich and Max Roach
Rich versus Roach/ Buddy Rich and Max Roach
Mercury 826987
1 Sing, Sing, Sing (alt)
2 Sing, Sing, Sing
3 The Casbah
4 The Casbah (alt)
5 Sleep
6 Figure Eight
7 Yesterday
8 Big Foot
9 Big Foot (alt)
10 Limehouse Blues
11 Limehouse Blues
12 Toot, Toot, Tootsie Goodbye

(Left) Buddy Rich ds
Willie Dennis tb
Phil Woods as
John Bunch p
Phil Leshin b
(Right) Max Roach ds
Tommy Turrentine tp
Julian Priester tb
Stanley Turrentine ts
Bobbty Boswell b
Recorded Early Spring, 1959
Buddy RichとMax Roachという2大ドラマーが各自のクインテットを率いつつ対決する・・・ということなんでしょうが、ステレオ初期によくあった左右のチャンネルが完全に独立した演奏で、「ほら、ステレオって凄いでしょう?」というコケ脅しをやるという趣向です。その後数年経った頃には、「ステレオの良さは、左右のチャンネルの音が混然一体となることにより醸し出される、厚みを持った音の深みにある。」という理解が浸透して、こういう録音形式は無くなりました。しかし、まぁ、堅いことを言わなければ、コレはこれでたまには面白いわけで、つまりはジャズの原形式のひとつである、「Call and Response」すなわち「掛け合い」の妙味が、一番明瞭に提示される形式であると思えば良いのではないでしょうか。中でも、「6 Figure Eight」は二人だけでのデュオで、手数のRichと巧妙なリズム表現のRoachとの対比が楽しめます・・・とは言うものの、50分間、ドラムだらけのジャズを聴き続ける体力が必要です。
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