ベースの巨人、Oscar Pettifordによるジャム・セッション向きのリフ・ブルースで、ちょっと聞けば「あぁ、これ、良く聴くネ。」と納得の筈。御当人による初演(1953)が入った、インペリアル盤は持っていません。Bud Powellが何度か録音していて、その時には「Collard Green and Black-eyed Peas」(ソウル・フードのおせち料理名)という曲名を使っている場合があります。
てなことなんで、ベース、Oscar Pettiford、そしてBud Powell繋がりの録音が多いと思います。かなり知られているヴァージョンが入っている「Getz and J.J. at the Opera House (Verve)」盤は、データベースに取っていない盤なんで、下記には挙げていませんが、良いヴァージョンです。
元来がインスト曲なんで、歌詞は無いんでしょうねぇ。
Speak Low/ Walter Bishop Jr ピアノ・トリオで2テイク収録されています。他のヴァージョンと比べると速めの、メディアムくらいのテンポで料理していますが、本線らしい素晴らしい解釈です。ベース奏者の曲なんでJimmy Garrisonがアルコでソロを取り、その後4バースがあって、、、という段取りです。
The Complete Bud Powell on Verve/ Bud Powell 標題も「Blues In the Closet」というアルバム所収のピアノ・トリオのトラック。このサイトでは、右掲の「Verve録音の完全版(5枚組)」に収録。Oscar Pettifordの初演以降ではもっとも有名で、ベースはRay Brown。この演奏が事実上の嚆矢となって、後輩が意識したということのようです。バドは、何度もこの曲を採り上げています。