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Bass
Bassでは、好きな盤が一杯ありますが、Nelsonしか誉めない盤と言えば、、、
(1970年頃から30年の付き合い)
- Mingus/ Charles Mingus
掘り出し物として入手した経緯もさることながら、Eric Dolphyがデュオで絶唱する「Stormy Weather」を初聴きした時に思い知らされた、「ジャズって、こんなにスゴイもんなんだ」という身震いを大事にしています。Charles Mingusらしい伝統的なベースの、「ブルーーッン」という音と、なぜか熱気を持って迫ってくる音出しは、当時所有のオーディオが子供のミルク代をかすめて寄せ集めた安物だったにもかかわらず、充分に衝撃的でした。たしかアキバで、JBLのD123をユニットで買ったら、なけ無しのヘソクリが残り少なくなり、今は場所も変わったエキョー無線さんの元の店で、カミサンが「もう、この子のミルク代も残ってないのョ。」と一世一代の演技で協力してくれた御蔭で、L36型の箱を値切って買った、そのシステムで聴いて脱帽したんだ、という記憶があります
- Eastwards/ Gary Peacock
石岡瑛子さんの印象的なジャケットがよく似合う、この人の日本滞在中のトリオ作品です。「1 Lessoning」、「3 Changing」、「5 Eastward」と良い曲ばかりですし、「6. Little Abi」は菊地さんのオリジナルでしたかね。実はこれは長い間手持ち盤では無く、友人宅で聴くしかないという盤でしたが、先頃CD化されたので、やっと手に入れました。
(1975年頃から25年の付き合い)
- Uptown Conversation/ Ron Carter
この人の初期のリーダー作で、Herbie Mannが興したEmbryoレーベルから出ています。2枚ジャケットの一枚目に角穴が開いていて、愛児の顔がそこからのぞいて見えるという趣向です。更に、両面共に仕切り溝無しで収録されており、トラック間をベースのソロで繋いでいるのも、ミソです。前の曲の雰囲気から次の曲に移って行く流れが、実に興味深くて愛聴しています。
(1980年頃から20年の付き合い)
- Early Summer in Tokyo/ 水橋孝
ゴンさんの中々良い内容の盤で、アナログしかありませんがよく聴きます。実によく歌い、粘るベースが何とも言えない上に、Archie Sheppのソプラノ・サックスとMickey TuckerのピアノがリードするA面の2曲、「1 Isn't She Lovely」、「2 The Shadow of Your Smile」が唸らせます。
- Black Orpheus/ 鈴木勲
まだ自由が丘ファイヴ・スポットのハウス・バンドをやっていた頃の作品で、Blue Cityと共に、ジャズ喫茶で「日本のジャズ」とは思えないという呟きが聞かれたことが、印象的でした。
(1985年頃から15年の付き合い)
- Live at the Concord '79/ Ray Brown
この人のステージを持ち上げんばかりのブッ太いベースには、ホトホト感嘆させられたものです。この盤でも「Blue Bossa」、「Bossa Nova de Marilla」等で、よく粘り、唄うピチカートに唸ってしまいます。
(1995年頃から10年の付き合い)
- Conversations/ Niels Henning Oersted Pedersen
この盤は「Sahib's Jazz Party」として有名な盤でしたが、なかなか巡り会えなかったところが、先年CDを入手したものです。今は、オリジナルのジャケットでどこかから出ている筈です。御他聞に洩れないベース好きなんで、この盤のブッ太く、大レベルで録音されたベースには、初聴で降参しました。
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