TOMMY FALANAGAN

TOMMY FALANAGANの好演盤

1930.3.16 in Detroit - 2001.11 at the age of 71

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モダンジャズの典型的なピアニスト。以前はSaxophone Colossus/Sonny Rollinsにおける共演をひいて、リーダー作がなく脇に回って優れたアシストする人、と認識されていた。ここ10数年はむしろ脇役での録音は少なく、続々とリーダー作が出て、それがすべからく質が良いのが嬉しい。大音響で弾きまくるという迫力を売り物にするのではなく、メリハリの効いた明解で美しい演奏をする人である。この人のアドリブは珠玉のようである、といわれた昔と変らない上に、最近は過剰でない力強さも付け加わっているので、演奏に幅が出た。
というほどに「名脇役」なので、サイドメン物はメチャ多い。超有名なものでは、RollinsのSaxophone Colossusが白眉であり、Curtis FullerのBluesetteが続く。Hawkins Alive At the Village Gate/Coleman Hawkinsのジェリコの戦いも人気がある。一つ皆さんが忘れがちなのが、Roy Haynes物であり、Sugar Royなんかは聞かせると皆がCD番号をメモする隠れ名盤だ。