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1920.08.29 in Kansas City - 1955.3.12 in NY at age 35
- The Savoy Recordings, Complete Master Takes
- The Best of Dial Years, Featuring Miles Davis
- Bird at St. Nick's
- Bird and Diz
- Now's the Time
- Charlie Parker with Strings, Complete Master Takes
ALSO COOKING IN :
- JATP: Jazz at the Philharmonic, Best of the 40's
- Jazz at Massey Hall
- Collector's Item/ Miles Davis
- モダン・アルトというより、モダンジャズ、とりわけビバップの火付け役です。40年代後半からのモダンジャズの萌芽期における活躍は、圧倒的です。Birdという渾名があり、自身もオリジナルに「鳥」にちなんだ曲名を付けています。新しいモダンジャズというスタイルの確立における目覚しい役割については、映画「バード」(ジャズ好きの名優、Clint Eastwood監督)等で描写されています。我が国でも昔、石原、大江等々の若手小説家の作品の題材となっていました。平岡さんの近作評論など、ジャズ論的にも題材になっています。
- その活躍におけるクスリとの関係や、破滅的な生き方が周囲を巻き込む逸話には事欠きません。色んな所に書かれている野放図で、自分勝手で、猥雑な挙動は、「付いていけない」領域にあります。でも、そういう風に迷惑を掛けた人ほど、当の彼の信奉者であるという不思議な人です。
- 火を噴く、と言っていい猛烈な倍テンポでの、自由自在なアドリブは、正にアレヨアレヨの世界で、実際多くのジャズメンに決定的な影響を与えた点で、Bud Powell, Thelonious Monkと並ぶ存在です。更に、バラードにおける叙情表現も、素晴らしいから、敵いません。
- Phill Woods, Jackie McLean, Sonny Stitt等々、とアルトで影響を受けた人を挙げかけて、要するに全ジャズメンに影響を与えたじゃない、と気づき、止めました。ある意味で、Musician's musicianという取っ付きにくい面もあります。著名な研究家後○氏のように、「判らなくても、兎に角聞き込んで」なんて努力に欠けるNelsonは、この偉人のものは十枚くらいしか持っていません。それでも、兎に角、ハッとする演奏をする人で、しかもそういう演奏が後のジャズメンの演奏にクリソツで出てきますから、基本を知る上でも押さえて置きたいものです。
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