Live in Ancona, Strabacco '84/ Massimo Urbani
Philology W221 | ||
1 Max Warms into 'Red Cross' 2 F.M. Blues 3 Lover Man 4 Cherokee 5 Four 6 My Funny Valentine 7 My Little Suede Shoes 8 Theme Massimo Urbani as Carlo Gargioni p Marco Cempini b Massimo Manzi ds Recorded live at Ancona, Osteria Teatro Strabacco, on Dec 27, 1984 | ||
クラシックのコンサートでよくあるように、この盤ではジャズのライブ盤では珍しく、初っ端の音合わせから収録されていて、スケールの練習みたいのも入っています。そして始まるのが、この人の原点であるバードの作品です。どうやらリズムセクションは、地元の間に合わせの面子だったらしく、最初は意識に若干のずれが感じられます。4曲目までが第1セットだったらしく、5曲目以降が第2セットと記述されています。いずれも耳慣れた曲ばかりなのは、サックス一本、さらしに巻いて、、、というワン・ホーン主体の楽旅を続けていたからでしょう。録音も、ドラムスのMassimo Manziによる私家録音であり、さらに素人に近かったこの若手ドラマーは,この時のライブにおけるMaxの演奏振りに天恵を受けて精進し、後にイタリア随一のドラマーにまでなったというこぼれ話があるようです。こういう40席足らずのクラブでのギグでは、Maxのはにかみに満ちた人柄が数メートル内に居る聴衆をすべて味方に付けてしまうのだそうです。自信無げな演奏振りに、聴衆が激励の声をかけると、Maxはそれに鼓舞されたかのよう(なフリをして、、、かもね)に、腕によりをかけてフリーキィーな音を出し続け、それがまた大喝采を受けるという大盛り上がりが,常だったといいます。憎めないジャズメンであったのか、それを演じ続けたのか、、、まぁ、どっちゃでも良いことでしょう。 |
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