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「Those Groovy Cats」について、更に(^^;)

• 「Those Groovy Cats」（アノいかした奴等）の方は、どちらかと言うと、少し聴き込んでいる方向けのセクションかもしれません。偉人というほどではないが、この人達を好きになったら結構思いこむ人が多い、というような一癖ある人について、Discographyに止まらず、結構詳しい略歴、特徴等を纏めています。現在の収録は、Tete Montoliu/ Michel Sardaby/ Steve Grossman/ Booker Little / Carol Sloane/ 田村 翼/ Michel Petrucciani/ Toots Thielmansですが、これからもボチボチと増やしていきます。かなり濃い目の人ばかりを取り上げています。この人達について、Discography、略歴、特徴が見やすく一覧できるサイトは、他にはありません。
• でも、これは決して良く聴きこんだ方向けだけに作ったものではありません。というのも、初めてジャズを聴いたのがTete Montoliuで、即気に入って、その後もズッポリ、という方も居られます。Miles Davisは確かに偉人で、多くのファンがいますが、振り返って個々のファンのことだけを考えてみると、例えばMiles DavisよりもMichel Sardabyの方が好きだ、という方は少ないけれども確かに居られます。つまり、世の中全ての人が夏目漱石を愛読している訳ではなく、坂口安吾の方がエライと思っている人が結構居るのと同じです。ジャズが芸術であるとするならば、ジャズは個々人の琴線に触れてこそナンボのものであるでしょう。言い換えれば、ジャズが現代人にとってピッタリの音楽であるとすれば、Booker Littleが世の中で一番好きだ、Miles Davisなんかメじゃない、という方が居られて当然です。そういう趣旨のメールも時々頂きます。個別にジャズを好きになる、そのなり方は尊重すべきであり、他人が立ち入るべきでない領域です。
• 時に言われることがありますが、「Steve Grossmanが好きな人は上級者で、Miles Davisが好きな人は聞き始めの方」、という決め付けも実はおかしいのです。Nelsonもジャズは結構好きな方ですが、Miles Davisの偉さをまだ全部知ってしまったとも思えません。要は、「どんなジャズを聴いていると一番その人が楽しいか、やすらぐのか。」、ということではないでしょうか。このHPではそういう視点から、「Those Groovy Cats」というセクションを設けています。大文学全集の他にも、個人選集が必要だろうという判断です。
• 実は、白状すると、Those Groovy Catsのやり方でZoot Sims、Stan Getz、Bill Evans、Miles Davis等をやり始めたのですが、良い作品が多く、止めました。このような偉人達についてのThose Groovy Catsに当たるセクションが、他ならぬThose Groovy Tracksです。それにそういう偉人の略歴などは他のサイトでも取り扱っていますから、Nelsonがそれに加えて気の利いたことを言うのも難しそうなので、小ぶりな人達で固めるに止めています。ここで、何もモダンジャズ関連情報完全網羅サイトをやる元気は起きなかった次第です。

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