Oscar Peterson's Groovy Tracks
- Oscar Petersonの好演奏といえば、ごまんとありますが、無性に聴きたくなるのは以下のようなものです。
- ここでは、盤全体としての評価ではなく、特定のトラックにおける演奏の素晴らしさに着目しています。
- クリックすると右のフレームに盤全体のデータが出ます。そうでない場合も、できる限りDiscographical Dataが分かるようにしています。
- Days of Wine and Roses, The Girl from Ipanema, Quiet Nights of Quiet Star /from 'We Get Requests'(1964)
古今東西のピアノトリオ盤で、最も話題になり、また売れたはずの盤です。Days of Wine and Roses、The Girl from Ipanema、Quiet Nights of Quiet Star等と、ボサノヴァ風の味付けあって絶品でしょう。
- Heartstrings, The Work Song, On Green Dolphin Street /from 'Very Tall with Milt Jackson'(1961)
Heartstringsの細やかさ、The Work Songの強烈なスィング、On Green Dolphin Streetの優美さ、どれを採ってもただ呆れるばかりの名演です。誰でもが聴きたい筈のOscar PetersonとMilt Jacksonの共演をVerveが実現してくれました。
- I Can't Give You Anything but Love, Scrapple from the Apple /from 'Sits in with the Oscar Peterson Trio/Sonny Stitt'
冒頭のI Can't Give You Anything but Loveが始まった途端に、「あぁ、ジャズが楽しめて、ホントに幸せだ。」と目を細めて実感できるくつろぎが全く素晴らしいです。Verveのハウストリオだったので、この手のセッションは多いが、その中でも白眉と思います。
- Chicago, Sometimes I'm Happy, Whisper not, Billy Boy /from 'The Trio'(1961)
このChicagoのスィング振りは全く手のつけようがないです。Sometimes I'm Happyでは、レスターのフレーズを引用して会場がヤンヤの喝采。Whisper notやBilly Boyも普通の出来でこれですから、、、Oscar Peterson、Ray BrownそしてEd Thigpenという「ザ・トリオ」の名盤です 。
- C Jam Blues, Bag's Groove, Georgia on My Mind /from 'Night Train'(1962)
C Jam Bluesが聞こえた途端に、もうOscar Petersonの世界です。Bag's GrooveやGeorgia on My Mindなんてのも、何度聴いたか。
- Tricrotism, Kadota's Blues, On Green Dolphin Street /from 'The Sound of the Trio'(1961)
Tricrotismは、ベースのRay Brownのショーケースですが、今風のペケペケではなくて、これだけ太い音をそれも考えられないほど早いパッセージで聞かせるこの偉人には脱帽しかありません。Kadota's Bluesも聞き物です。そして、鍵盤ではなく、直接の弦タッチで遊ぶOn Green Dolphin Streetなど、ゆとりでしょうか。
- Sunny, By the Time I Get to Phoenix, Tristeza /from 'Oscar Peterson'(1969/70)
MPSという西独の、いやもうドイツというのか、音にうるさいレーベルを本人が気に入って数年専属契約をしたときのコンピ盤です。SunnyやBy the Time I Get to Phoenix等のストリング入りの名演もいいですし、他にTristezaなどの演奏も素晴らしい。
- Nature Boy, I Remeber Clifford, Sometimes I'm Happy /from 'The Very Tall Band'(1998)
上記'Very Tall with Milt Jackson'(1961)の最近の再会セッションではNature Boy、I Remeber CliffordそしてSometimes I'm Happy等が良いです。
- Oh Lady Be Good, 'S Wonderful, Summertime /from 'Zoot Sims and the Gershwin Brothers'(1975)
Oh Lady Be Goodなんて、このコンビでないと、この味はでません。'S WonderfulやSummertimeなんかも良い。Zoot Simsともやらないかなぁ、と思っていると見つかった70年代の名盤です。
- Just You Just Me, Indiana, I Can't Get Started I'm Confessing /from 'The President plays with the Oscar Peterson Trio/Lester Young'(1952)
Just You Just Me、Indiana、I Can't Get Startedなどのくつろぎと知性が嬉しい、一寸古めの50年代のLester Youngとの共演盤です。あまり演奏されないI'm Confessingなんてのも、じっくり聞かせます。
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