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McCoy Tyner's Groovy Tracks

  • McCoy Tynerの好演奏といえば、ごまんとありますが、無性に聴きたくなるのは以下のようなものです。
  • ここでは、盤全体としての評価ではなく、特定のトラックにおける演奏の素晴らしさに着目しています。
  • クリックすると右のフレームに盤全体のデータが出ます。そうでない場合も、できる限りDiscographical Dataが分かるようにしています。
  1. African Village, I Didn't Know What Time It Was /from 'Time for Tyner(1961)'
    African Villageのマッコイのアプローチの印象は強烈でした。BOBBY HUTCHERSONとMCCOY TYNERのコンビの新鮮さに圧倒されました。 詳しくはここをどうぞ。
  2. Wave, Stella by Starlight /from 'Super trios'(1977)
    Waveの体を持って行かれるような強烈なうねりには参りました。片やRON CARTERとTONY WILLIAMS、もう一方はEDDIE GOMEZとJACK DeJOHNETTEという望みどおりのサポートを得て、二通りのスタイルでマッコイの豪腕満腹ピアノが賞味できます。
  3. Bon Voyage, Summertime, Yesterdays /from 'Summertime'(1987)
    Bon Voyageが良いし、SummertimeもYesterdaysも堪らなく良い演奏です。ペケペケとも違う独特のAVERY SHARPEのベースと、ヴェテランのLOUIS HAYESを得た最近の構成での最初の録音かと思います。
  4. Inception, Satin Doll, Speak Low /from 'Inception + Nights of ballads and blues'(1962/3)
    InceptionやSatin Dollは、初期のマッコイのトリオ演奏です。この盤でトレーン一派の演奏の方向と、そこにおけるピアノの役割がトリオという形で純粋に提示され、例えば板橋文夫のようにそれに共鳴する人が多く出た契機となっています。Speak Lowも良いです。
  5. Passion Dance /from 'The Real McCoy'(1967)
    Passion Danceを聴いて、なるほど「こりゃ本物だ」(The Real McCoy)と思ったことを思い出します。トレーンのカルテットを止めたマッコイ自身の音楽を提示した盤です。
  6. Recorda Me, Ask Me Now, Beautiful Love /from 'New York Reunion'(1991)
    Recorda Meが良いし、Ask Me NowやBeautiful Loveにも年輪を感じます。下記Page One盤の再会セッション盤です。
サイドメンものでは、、、
  1. Impressions, Naima, Spiritual /from 'The Complete 1961 Village Vanguard Recordings/John Coltrane'(1961)
    Impressions、Naima、Spiritualに限らず、John Coltraneカルテットの黄金期のこのライブは皆凄い演奏です。もうペースが出来上がっているバンドですが、そのバンド自体がある意味で「破壊」を目指していましたから、そのスリルが堪りません。
  2. My Favorite Things, Summertime /from 'My Favorite Things/John Coltrane'(1960)
    このMy Favorite Thingsを聴いていなければ、モグリもいいところですから、直ぐに買ってきて聴いてください。John Coltraneがリードする新しいジャズの導火線となった名演です。そのなかで、マッコイが目標を見据えながらも一歩一歩この辺か、いやこっちか、と手探りしながらバンドの雰囲気を高めていく役割をきっちり果たしています。
  3. Ole /from 'Ole/John Coltrane'(1961)
    上記に続くスパニッシュモ−ドのOleも、マッコイが大活躍する凄い演奏です。通常のカルテットのメンバーに、Eric DophyとFreddie Hubbardが加勢して、スリルに満ちながらも、深ーい演奏です。
  4. Out of This World, Inch Worm /from 'John Coltrane Quartet'(1962)
    Out of This Worldは、John Coltrane Quartetの路線として確立されたスタイルで演奏される名演です。ユーモラスなInch Wormも聞き物です。
  5. Blue Bossa, Recorda Me /from 'Page One/Joe Henderson'(1963)
    新人Joe Hendersonのデビュー作で、Blue BossaやRecorda Meというオリジナルに乗せて、マッコイのサポート振りに喝采しましょう。
  6. Alone together, No Blues /from 'Milestone Jazzstars/Sonny Rollins'(1978)
    Alone togetherやNo Bluesなどで、Sonny Rollinsとマッコイの共演が楽しめます。

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