Milt Jackson's Groovy Tracks
- Milt Jacksonの好演奏といえば、話が長くなりますが、そこを出来るだけ精選してみるとして、無性に聴きたくなるのは以下のようなものです。並べ方は、ウーンと、いずれ甲乙つけがたいので、年代順ですか
- ここでは、盤全体としての評価ではなく、特定のトラックにおける演奏の素晴らしさに着目しています。
- クリックすると右のフレームに盤全体のデータが出ます。そうでない場合も、できる限りDiscographical Dataが分かるようにしています。
- Opus de Funk /from 'Opus de Jazz'(1955)
これがMilt Jacksonの演奏で一番最初に気に入ったもので、もう30年以上も前のことです。Opus de FunkはMilt Jacksonの看板曲で、実はMilt Jackson Quartet/ Milt Jackson Quintet (Prestige, PRLP7059/ OJCCD125）でHorace Silverとやっている演奏の方が好きだと言う人も多いのですが、一般的にはということで、コレとしました。そっちも聴く価値は大いにあります。
- Moonray /from 'Milt Jackson Quartet'(1955)
何ともはや、可憐なこの曲の良さを一番引き出しているに違いない素晴らしい演奏です。
- Statement, Sonny Moon for Two /from 'Statements'(1961)
Statementも、John Lewisが余り好みでないNelsonにとって、MJQ的な編成ではアドリブ重視の演奏として大切にしています。Sonny Moon for Twoも良いですし、またゆったりとしたSlowlyでのバラード演奏も聞き物です。
- Slippery, You Are My Sunshine /from 'Milt Jackson and Ray Brown Jam at Montreux 77'(1977)
Ray Brownが居るから、Slipperyが出るのは当然で、しかもこれがノリまくった良い演奏です。
- Parking Lot Blues, Isn't She Lovely, Bossa Nova de Marilla /from 'Soul Fusion'(1977)
Monty Alexanderも結構Milt Jacksonのお世話になった人ですが、このParking Lot Blues, Isn't She Lovely, Bossa Nova de Marillaあたりは二人の良いところが出っ放しです。
そして、サイドメンものも良いものばかり。（話が長くなると断りましたよね）
- Blues Oriental, Serves Me Right /from 'Things Are Getting Better/ Julian Cannonball Adderley'(1958)
Julian Cannonball Adderleyとのこの盤も良い演奏が多く、Blues Oriental, Serves Me Rightでは深みのある演奏が聴けます。
- The Man I Love /from 'Miles Davis and the Modern Jazz Giants'(1956)
Miles Davisとの共演では、The Man I Loveも落とせません。
- Dr. Jackle, Minor March /from 'Miles Davis and Milt Jackson Quintet/ Sextet'(1955)
Jackie McLeanも居て、このDr. Jackle, Minor Marchあたりは屈指の名演です。
- Bags Groove, But not for Me /from 'Bag's Groove/ Miles Davis'(1954)
Bags Grooveは、何も言うことはない名演です。Miles DavisとMilt Jacksonの違いについて、ここに私見を述べました。
- Django, One Bass Hit /from 'Django/ Modern Jazz Quartet'(1953)
DjangoはModern Jazz Quartetの原点ですから、入れない訳にはいきません。
- In a Sentimental Mood, The Stopper /from 'Sonny Rollins and the Modern Jazz Quartet'
Sonny Rollinsとの共演では、In a Sentimental Moodあたりが一番でしょうか。
- On Green Dolphin Street, Heartstrings /from 'Very Tall with Milt Jackson/ Oscar Peterson'(1961)
アドリブの権化と言う意味で、Oscar Petersonとの相性の良さも忘れられないのですが、On Green Dolphin Street, Heartstringsなんかは聴いていないとモグリですょ。
- Concierto de Aranjuez, Trieste /from 'Collaboration with Laurindo Almeida/ Modern Jazz Quartet'(1964)
Modern Jazz Quartetものでは、Concierto de Aranjuezも。
- Lonely Woman / from 'Lonely Woman/ Modern Jazz Quartet' (Atlantic LP1381)
オーネットの曲Lonely Womanをやっても、Milt JacksonはMilt Jacksonです。
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