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おかず

  • 「おかず」とは、主食があってのおかずであり、良いおかずであれば主食の箸が更に進むものです。このように、基本がしっかりしている上に、更に演奏を盛り上げるために使われるアクセントがおかずです。
    おかず始め
  • おかずと言えば思い出すのが、A Night at Birdland/ Art Blakeyです。これをジャズ入門の初期に聞けたのは幸運でした。爾来、ウン十年、この盤はなおざりにしたことが無い愛聴盤です。そして、Nelsonが「おかず」という言葉を知り、なるほどと納得したのが、この盤の冒頭の「Split Kick」です。実に爽快なハードバップの人気トラックでしょう。このテーマの演奏ですが、クインテンットのアンサンブルでドラムスはハイハット連打等で、テーマを盛り上げています。こういう風に演奏の雰囲気にドラムスが大きな役割を果たすのは、ハードバップ以降のことです。ところで、その0分17秒や、0分34秒の所で、それまでのドラムの打ち方を変えて、アクセントをつけるようにスネアの速打ちが入ります。次に、テーマからそのまま流れるようにアルトのアドリブに繋がって行く辺がまたスムーズで、良い雰囲気なので興奮します。そのアルトのアドリブの締め、丁度2分30秒頃に、Art Blakeyがお得意の「ドッシーン」を入れています。更にトランペットのアドリブに入ってからの3分4秒にも、「ガラガラガガラ、ドッシーン」と来ています。最初は単に、「色んなドラムの叩き方があるんだなぁ」くらいに聴いていました。その内に、色んな場面でそれを契機に演奏が活気付くことがあることに気付きました。つまり、ドラムスのおかずで、メンバーを鼓舞しているのです。無論、Art Blakeyは掛け声をかけたりもしますが、やはり直接に演奏に絡むおかずは効きます。
    他の人も、、、
  • おかずは、Art Blakeyの専売ではありません。Philly Joe、Max Roachその他誰でもやっています。色んな演奏で、小節の切れ目にドラムスが割り込んできて、「目立ちフレーズ」を入れると演奏が又そこから活気付いて、ということは沢山あるはずです。

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