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「歌う太鼓」さんのDesert Island Pick's
(頂いたメールから、コピペしました)
Saxophon Colossus/ Sonny Rollins
恥ずかしげも無くサキコロを選びます。ある程度の上級者だと選ぶのに躊躇と言うか、敬遠しちゃうんじゃないでしょうか?初心者はこの辺が楽です。先ずJazzとして良し。沢山のことが詰まってる(と言う知識に躍らされてる面もあるのかもしれませんが)ので、長〜く聴いててもイロイロ発見がありそうじゃないですか。St.Thomasのリズムも南国っぽくって無人島にあってますよね?
Sonny Clark Trio/ Sonny Clark (Blue Note版)
水平線を真っ赤に染めるご来光。朝の目覚めに、Softly As In A Morning Sunriseはベタの極みでしょうか?
Dippin'/ Hank Mobley
無人島の生活では毎日が重労働。The Dipの軽快なリズムに乗ってやっつけましょう!
A Blowing Session/ Johnny Griffin
ストレスが溜まったら、スリーテナーの豪快なブローで吹き飛ばしましょう!鳥が驚いて逃げるところを網で捕まえるのも良いかもしれません。
Bossa Antigua/ Paul Desmond
昼寝をしながら心癒されるのも良し。しかもボサノバ。椰子の木陰が似合うアルバムです。
Afro-Cuban/ Kenny Dorham
星が出たら焚き火をして、バナナで作ったドブロクをしたたか飲んで踊れます。
Maiden Voyage/ Herbie Hancock
何か新しいことをする時や決断をする時(例えば行ったことのない入り江の難破船を探検したり)に聞きます。自分独りで何かを決心するのって大変なんです。
A Love Supreme/ John Coltrane
時には神様(?)大いなる存在を感じなきゃ、心細くてやってられませんよね。
Death And The Flower/ Keith Jarrett
本当に煮詰まった時に...。(う〜む、怖い結論にならなきゃ良いんですけど)
Mahavishnu Orchestra/ Bird Of Fire
これは反則でしょうか?Jazzと言うより思いっきりFusionですけどロック少年だった私には熱いギターのいななきも欲しい所です。一応、Jazzコーナーに置いてますけどこれがOKならJeff BeckもJazzか?って議論も...。
Jazz歴半年未満の小僧のChoiceなんで、SJ誌の「はじめてのJazz」みたいな選択になってしまいますが御了承下さい。今回のChoiceで悩んだのは、「無人島」に持っていくって点です。これが「旅行」に持っていく10枚だったら、もっと気楽に選べるんですけどね。
例えば、Gerry Mulliganの"Night Lights"とかCurtis Fullerの"Blues-ette"なんか大好きなんですが、余りに都会を感じちゃって、ホーム・シックで倒れそうになっちゃうんじゃないかって余計な心配をしてしまったりして。
後、「無人島」ってやっぱり南国のイメージが強いじゃないですか、そんなのもチョット影響してると思います。
-- From Nelson --
歌う太鼓さん
とは、これまでも何回かNelsonとのメールのやり取りをさせて頂いております。たしかこの初夏に、長らくのロック三昧に加えてジャズにも手を広げ始められた、と推察しております。しかし、これがジャズを意識して聴き始めて3か月余りの方のDIP'sですかねぇ。とは言え、もう百枚を超えるコレクションを持っておられる筈ですから、この視野の広さは当然かもしれません。やはりロック・ファンの馬力には、正直言って参ります。
冒頭に
サキコロ
が来るのは、当然だと大賛成です。Nelsonも30数年前にこの盤を買って以来、当初聞き狂い、その後も折に触れて聞いては「やっぱ、コレは凄い」の感を更に新たにする日々です。全曲がこれほど飛びぬけて高いレベルの演奏ばかりである盤は、先ず他にありません。どうぞ、御耽溺ください。Nelson's DIP'sでは、ひねくれてV.V. Liveを推していますが、それは、この盤があってこそのことであり、いつでもどこでもこのサキコロを頭の中で聴けるからでもあります。
鍵盤のジャケットが嬉しい
Sonny Clark Trio
は、恐らくNelsonが最初に買った輸入盤か、と記憶します。その異文化との出会いが嬉しかったこともありますが、何よりその演奏の心地よさが堪りません。コレに味をしめて、Cool Struttin'そしてLeapin' and Lopin'へとなだれ込んで行った時の昂揚感が、さらにジャズに深くのめりこむ道筋であった、と後になって気付きました。
Dippin'
は、学生時代の京都シャンクレールで何かというとかかった人気盤でした。その頃、言葉は交わしたことはなかったのですが、自動車修理工の方がいつもつなぎの作業着のままで、ほぼ毎晩来ておられ、これや、Una Mas/ Kenny Dorhamをリクェストしては、全く没入しておられた姿が目に焼きついています。
A Blowing Session
も熱いです。Griffin、Mobley、Coltraneがいて、その上Morganですから降参ですね。歌う太鼓さんと同じで、Nelsonもヒチコックの「鳥」(1963)を見た時にこの盤(1957)を想起しました。
夏の木陰で
Bossa Antigua
もキマってますよ。
そして
Afro Cuban、Maiden Voyage
と来ますか。困った新人さんですね、3か月余りでここまで探索が済んでいるとは。
歌う太鼓さんは、たしか、さるロック・ギタリストのファンのようですから、当然
Mahavishnu
位はお持ちにならないと体調を崩しますよ。「これは反則でしょうか?」とありますが、当サイトの方が偏向しているというのが正しくて、これも素晴らしいジャズ盤だと思います。
、、、ということで、正に今絶好調で、入れ食い状態にある(^^;)歌う太鼓さんのDIP'sは、短期間にココまで行った人もいることの立派な証左でしょう。
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