Memorial Album/ Eric Dolphy and Booker Little (ピアノの調律が少し狂っていますが、1の2曲目のイントロなどを聴くと、ひょっとしたらワザとそうしたのかも、と勝手に想像を膨らませています。2の2曲目では、ドルフィーがソロの途中に珍しく雄叫びをあげています。両盤ともR.デイヴィスが凄まじいまでのビッグ・トーンを聴かせてくれます)
At Antibes/ Charles Mingus
Revenge!/ Charles Mingus (2枚ともドルフィーを擁した時期のライヴ盤。3の4曲目では、この1曲だけに加わったB.パウエルのピアノに、T.カーソンが元気いっぱいのソロをぶつけます。後半の、B.アーヴィンをも巻き込んだホーン3人のスリリングな展開も聴きものです。4ですが、この頃になるとドルフィーはほとんどミンガスの懐刀状態、1曲目では彼のアルトが最後の最後にぎらりと光ります。ミンガスはドラムスのD.リッチモンドと組んだ盤すべてがいいです)
Unity/ L. Young (とにかく全員で攻め込んできます。全曲好きですが、W.ショウのオリジナルの4曲目が美しくていいかな)
Selflessness/ J. Coltrane (R.ヘインズ!J.ギャリソン!バラードもいいですが、やはり定番の1曲目が凄いです)
Ugetsu/ A. Blakey (メッセンジャーズのライヴで、特に2曲目が好きです。C.ウォルトン作の浮遊感漂う理知的なモード曲で、ブレイキーとR.ワークマンが熱く煽り、盛り上げます。ラストのC.フラーがとぼけていて好きです)
Solo Monk/ T. Monk (モンクの他のソロに比べ非常に聴きやすいと思います。彼特有のあの重みがこの盤では薄れ、そのぶん煌めきにも似た軽やかさがこのレコードでは聴かれます。5曲目が特に素晴らしいと思います)
Night and the City/ C. Haden with K. Barron (9、10共に90年代のライヴであり、編成はデュオ、そしてどちらにもバロンが参加しています。9は1曲目が特に好きで、この曲が流れ始めるとついつい嬉しくなってゲッツと一緒に歌ってしまいます。10ですが、バロンはもちろん、へイデンのベースが素敵で、ゆったりとした深い演奏が続きます。へイデンのオリジナルであり愛奏曲でもある6曲目が特に好きです。何かと共通点が多いこれら2枚、前者をメロディーの、そして後者をハーモニーの1枚として、是非セットで島に持っていきたいです)
Five SpotのDolphy/ Littleで第2巻と追悼盤を採っておられます。Nelsonは、単純にFire Waltzで第1巻を採りました。なるほど、Aggression、Like Someone in Love、Number Eight、そしてBooker's Waltzと、捨てがたいですね。それらに加えて、Mingus/ Dolphyが2枚ですから、かなりのフリークとお見受けしました。
Larry YoungとJohn Coltraneの盤は、ジャズ喫茶では何度も聞いていますが、自分では持ってません(^^;)
Three Blind Miceを入れたので、Ugetsuはデータベースに入れていません。同時代の作品だと思いますが、これも確かに良い盤ですよね。
Thelonious Monkは、これはColumbia盤でしょうか。Monkのソロは、Riverside盤のAlone in San Francisco、それとVogue盤しか持っていないので、今度買ってみます。聴いていない盤を良いと言われると、買ってみなきゃという気になります。