Complete Miles Davis in Person, Friday and Saturday Nights at the Blackhawk/ Miles Davis Sony C4K 87106 | ||
(CD1)1 Oleo 2 No Blues 3 Bye, bye (The Theme) 4 If I Were a Bell * (*: オリジナル2枚組みでは未発表、以下同じ) 5 Fran Dance 6 On Green Dolphin Street 7 The Theme * (CD2)1 All of You 2 Neo * 3 I Thought about You * 4 Bye bye Blackbird 5 Walkin' 6 Love, I've Found You (CD3)1 If I Were a Bell 2 So What 3 No Blues 4 On Green Dolphin Street * 5 Walkin' * 6 'Round Midnight 7 Well You Needn't 8 The Theme (CD4)1 Autumn Leaves * 2 Neo 3 Two Bass Hit * 4 Bye bye * 5 Love, I've Found You * 6 I Thought about You * 7 Someday My Prince will Come * 8 Softly as in a Morning Sunrise * Miles Davis, tr Hank Mobley, ts Wynton Kelly,p Paul Chambers, b Jimmy Cobb, ds Recorded live at the Blackhawk, in Apr 1961 | ||
これが、Miles Davisのライブ録音が増え始める時期に入る当初の録音です。これまでと打って変わった辛口の演奏に、最初は戸惑いましたが、直ぐに、これがまた病み付きになったのでした。恐らく特別に目新しい演奏ではなく、当時の日本に居ては分からなかったけど、米国内のギグではこんな風にやることも珍しくは無かったのでしょうが、発売当時は新鮮でした。こういう演奏は、Wynton Kellyが居てのことでしょう。Red Garlandのピアノは、こういうスタイルには似合わないというか、彼には出来ないというか、、、MilesがMobleyをいじめて、「Rollinsがいたらなぁ」、と聞こえよがしに囁きつづけたと言うことですが、何のその、Mobleyも良いじゃないですか。でもまぁ、この時期のマイルスバンドの指向性からすると、一寸場違いかもしれません。 (追記) 今般、上記のようにギグの流れをそのまま収録した、全29曲、CDで4枚組にもなる完全盤が出ましたので、データはそっちの方です。今までの2枚ものが13曲収録でしたから、倍以上もの演奏が聞けます。当然、早速ゲットして、また感激を新たにしています。「お前は、ジャズに、これ以上の何を求めようと言うのか」と自問したくなるほどの、実に上質な演奏の連続です。 |