Midnight Sun/ Carol Sloane Lobster LFA3045 |
1 I'm Glad There Is You 2 They Can't Take That Away from Me 3 'S Wonderful 4 But Not for Me 5 Honeysuckle Rose 6 Spring is Here 7 Our Love Is Here to Stay 8 Just in Time 9 Midnight Sun 10 It's All Right with Me 11 Lover Man 12 Teach Me Tonight 13 You'd Be so Nice to Come home to 14 When I Fall in Love/Body and Soul Carol Sloane v Rolland Hanna, Ken'ichi Yoshida p George Mraz b Recorded in 1977/83, Tokyo |
Spring is hereとSummertimeという海老原さんのロブスター(海老)というレーベルに入れた2枚を纏めた盤。海老原さんは、音にもうるさいことで知られたジャズプレイヤーで、自分でダイレクトカッティングの盤を制作・発売していた。ここでも、ムラージュのベースが実に巧く録れている。Spring is hereは、LPが擦り切れるほど聞いたダイレクトカッティングの名盤で、じっくりと歌い込むこの人に小生が惚れ込む端緒となった。5の自由闊達な展開も素晴らしく、最後に当時の恋人のジミィの名を織り込んで、「ジミィを頂戴」と歌うところなども有名になりました。少しその部分にこだわると、歌詞カードではJimmy Roseとなっていて、解説でもそういう名前としています。しかし、その時期にCarolがJimmy Rowlesと恋仲であったことを考えると、「ジミーというバラ」と解したほうが良いのか、あるいはそのまま「Jimmy Rowles」と歌ったのかと思います。(歌の中でのRoseとRowlesとは聴き分け難いこともあります。)つまらんことですが、こういうことをああでもない、こうでもないというのもジャズの楽しみです |