2008年4月某日: 京都での花見ついでに、、、
- 京都の桜は、学生時代のヒマを持て余す時期に、一通り見て回ってはいたんですが、何といっても40年以上も前の話ですから様子も変わっていますし、新顔の名所もあると聞きます。今回、西日本の由緒ある一本桜を訪ね歩く旅をした途中で、京都に立ち寄って花見をした所は、常照皇寺、府立植物園、半木(なからぎ)の道、原谷苑、円山公園、八坂神社、平安神宮、東寺、醍醐寺、、、心静かに花を楽しめたのは常照皇寺くらいで、原谷苑なんかは確かに枝垂れ桜が圧倒されるほどに咲き盛っていて堪能できたものの、その喧噪たるや初詣顔負けの凄まじさで、、、まぁ、昨今の京都で、満開の桜を静かに楽しむことを期待する方が、世間知らずということなのでしょう。
- そんな花見の合間にも、やはり猟盤はしておかねばなりません、、、というか、昔通ったショップのオヤジさんに挨拶もしたいし、、、。
ハードバップで
- 「オヤジさん、元気かなぁ、、、」と覗いてみると、お元気そうでした。少し漁っていて、70年代のアナログ盤の処で手が止まって、世間話になりました
- Nelson: 「この時期のTrioとか、Frascoとか、Denon盤は、今でも、少しは出てくるんですかぁ、、、」
- Hard-Bop: 「イヤ、その辺は、もうあんまりね。」
- Nelson: 「一時期、CDで結構復刻があったようですけど、それっきりですかねぇ。この時期には結構良い盤があるんだけど、気に入って握っている人は、金輪際、離さないのかな。」
- Hard-Bop: 「そぉ、買い取りにもあまり出て来ませんね。」
- Nelson: 「そうかぁ、やっぱ、そのファンが死なないと、その手の盤が町中に出て来ることはないということですね。残された奥さんなんかには、こんなもん、邪魔なだけですもん、「二束三文で良いから」って、処分するんでしょうね。」
- Hard-Bop: 「まぁ、そんなことですかね。この方面の趣味が無い方には、LPなんて邪魔っけですから。そういえば、この間、「そんなことになると、マズイと思った」とか言って、珍盤をまとめて処分に来た人がいましたヨ。」
- Nelson: 「へぇー、、、成程ね。でも、そういう抜き出しをやってしまうと、残った盤はクズばっかしになって、目も当てられないコレクションになりますね。」
- Hard-Bop: 「、、、」
拾ったのは、、、
- てなことで、新京極、寺町辺りの、Hot Step、Take J、Beaver Record、Cremona、Hard-Bopなどを回って、ザックに入った盤は以下の通りでした!
- Blind Date/ Larry Schneider Quartet with Andy LaVerne (Steeple Chase SCCD31317)
Larry SchneiderとAndy LaVerneは仲が良いようで、このコンビですでに何枚か盤が出ています。トレーン流のテナーときれいなピアノがうまくかみ合っています。これは、良かった。
- Over the Rainbow/ The Benny Carter All Star Sax Ensemble (Laserlight 820810)
御大のほかに、Herb Geller、Jimmy Heath、Frenk Wessなんて名前が見えたし、ピアノがRichad Wyandsなんで手が出ました。何てことはないんですが、なごめました。
- The Far Side/ Tony Redus (Evidence ECD22201)
Mulgrew Millerがピアノで、Bill Evansのサックスが入ったカルテットと、見るからにNelsonにとってはストライク・ゾーンを外れた盤ですが、まぁ、不得意科目のお勉強もしておこうかと。
- Cellar Groove/ Tilden Webb Trio featuring David Fathead Newman (Cellar Live 19432)
VancouverのCellarというクラブが、自店でのライブ盤を出すシリーズらしく、Tilden Webbなんて人は知りませんが、David Fathead Newmanの名前が見えたので、即保護。Fatheadが出ずっぱりで、しかも乗っており、チュニジアの夜なんて耳タコ曲を実に新鮮に処理しているのに感服。
- The New Phil Woods Album (RCA/ BMG BVCJ37521
名盤「Live at the Showboat」頃に入れたヒモ付き盤です。まぁ、まぁ、ですか。
- Rip, Rig and Panic/ The Roland Kirk Quartet featuring Elvin Jones (Limelight UCCM9086)
Roland KirkをElvin Jonesが煽るとどんな感じかと思って、ゲット。
- Tubbs/ Tubby Hayes Quintet (Spotlight SPJ-CD902)
1963年の英国盤です。
- Cut it out/ Frank Catalano (Delmark 501)
Louis Bellsonが讃辞を書いている新人テナー奏者で、Delmarkが売り出しているんならとゲット。
- The Gift/ David Fathead Newman (High Note HCD7104)
今は亡きJohn Hicksが付き合っており、同じハーレムのご近所仲間、Buster Williamsもいるんでゲット。Mr. Manriさんのサイトで見かけていた盤で、出来は良いです。
- まぁ、一寸のぞいただけで、本腰を入れる気も無かったんで、出来は今イチでした。
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