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2003年9月某日 (Nancy Wilson ?)

  • 先頃、ある方からメールを頂き、「こんな曲のことが、判りますか」とのお尋ねがありました。どうやら、事情は次のようなことのようです。
  • その方の大切な方が事故で亡くなられてから暫く経つのですが、生前はジャズがとてもお好きだった女性だったようです。近頃になってこの方のことを思い出す度に、この方がお好きで、口ずさんでも居られた曲が「何という曲なのかを知りたい」という気持ちが強くなりました。そして「もし曲名が判ったら、手に入れてもみたいのだけど」ということです。確かに、ある方を偲ぶよすがに、その方の愛唱曲を聴くことは最適かも知れません。この方が口ずさんでおられた時の記憶からして、その曲の歌詞は、次のような感じのものだというのです。
    • I should have listened more.
    • I should have been your shelter in the rain...
    • そして、サビは、...should have had more time to spare for you.
    • ... should have been there for you to care for you with more love, more love, more love...
    結構な量の断片です。この方は、その曲が余程お好きだったのでしょうか、「よく口ずさんでおられたので、周りの方が、これだけ詳細に覚えてしまわれたのかなぁ」と感じ入りました。この探索は結構難しそうですが、しかし、これだけの量の手がかりがあれば、何とかなるのかも知れません。
  • 「そういう事情があるのなら、探してみるか」という気になりました。その方も御自分で探して見たんだけど、出てこなかったそうです。こういう場合、探すキーは特異な言葉にすべきです。ありふれた言葉では、メッチャ出て来るので、手間がかかってしまいます。帰宅後で、他に用事もあったので、取敢えず「your shelter in the rain」で、ググッてみました。上記の語群の中では、結構特殊な単語ですから、、、
  • ところが、この「your shelter in the rain」、つまり「時ならぬ雨をやり過ごすためのシェルター」というのは、どうやら慣用的な句らしく、思いのほか一杯出て来ます。さらに、この題名あるいは歌詞を持つヒットソングがあるらしく、その辺のサイトが引っかかってきました。殆どが、「あなたの気持ちが落ち込んだ時のシェルターになってあげる」という恋歌です。グーグルですからキャッシュがあるので、それらを念のために片っ端から見て行きますが、ジャズらしくはありません。その晩の探索はそこまでにして、急ぎの他の用事をやっつけにかかってしまいました。
  • 翌朝、駄犬の散歩に付き合ってから、パソコンに向かうと、「おぉ、アレが有ったなぁ。」と、この探索の件を思い出しました。「何で探すかなぁ。」と暫く思案の末、今度は、「「listened more」というのが使えるかもナ」と思いました。結果的には、これが、ピン、ポーンでした。どうやら「More Love」というJack Segal作詩・作曲の歌があるようで、あるサイト(http://www.divastation.com/nwilson_song.html)で、歌詞も見付かりました。歌詞を読んでいくと、上記の断片通りの歌詞です。ここまで来れば、後はAMG(All Music Guide)のサイトに行けば良いだけです。「More Love」という曲名でAMGを探すと、Al Jarreau、Nancy Wilsonなんて所が、ジャズ・ヴォーカルとして唄っていそうです。「まぁ、Nancy Wilsonかな」と思って、CD番号を控え、更にアマゾン(日本)で在庫を調べると、取り寄せながらも、入手は可能なようです。
  • 以上のような探索の結果を、早速にメールにして返信しました、そうすると、「そう言えば、Nancy Wilsonのことで、何か言っていた記憶がある」とのことです。そして、「直ぐにCDショップに行ってみます。」という嬉しい御返事でした。
  • ジャズがすごくお好きだった方ならば、面識こそありませんが、Nelsonにとっては同志というか、お友達のようなものです。こんなことでお役に立てるのであれば、幸いと感じます。
  • また、こういう探しものをされる方は結構いらっしゃいます。上記したような手順は、定跡のようなものです。何かの御参考になればと、御依頼のあったメールの主に了解を得て、ここにメモして置くことにしました。

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