2019年12月某日:金婚式帰りに、渋谷で長女と魔窟歩きなどを・・・
- 「いつの間にか、金婚式(orz)なんてザマになっているなぁ・・・」と思っていたら、子供たちから「シュラスコ食べ放題の店で祝ってやるから・・・」と御招待を受けて、花のお江戸に足を運びました。今ではもう結構定番化しつつあるという炉端焼きならぬ、「シュラスコ」の店に腰を落ち着けると、若い衆が入れ替わり立ち替りテーブルにやって来て、色んなブロック肉から人数分の見当を付けて、炭火で程良く焼けた肉片を削ぎ切って貰ったのを頬張るという仕掛けになっていて、時を要さずにポンポコ狸のように腹一杯になってしまいました。
- そこが捌けた後、カミさんと別れて「猟盤などをせん」と渋谷の中心街に行こうとすると、珍しく長女が付いて来ました。「確か急な坂の途中のビルで・・・何階だったかなぁ・・・」と記憶を辿りつつ、訪問順からすると一番遠くの方から始めるのが吉かも、と「マザーズ」さんへの階段を上りました。ココを最初に襲撃した時に、例の「The Making of 'Kind of Blue' (KOB 001」を見付けたのでした。何の気なしに買ったのに結構大事にする盤になった、ということがありました。マニアが秘かに通う魔窟の一つであり、尋常な盤が行儀よく並んでいるその横に、思わず唸ってしまう長靴モノがドヒャァッと言うほどに在庫されています。財布の紐をしっかりと締めていないとヒドイ目に会う・・・ってか、宝の山に首まで埋まって身動きが取れなくなる・・・と言った方が正しいようなショップです。
- 「へぇえっ、こんな録音があるんだぁ・・・」とか、「コレ、あんまし評判を聞かない録音みたいで、うちの上司が欲しがりそうだから、買っといてやろうか?」等と騒ぐ長女は放っておいて、ペトさんが入った以下の4点、5枚を保護しました。一部は前払い・取り寄せ・送料無料分だったのですが、数日後に厳重梱包で無事配達されてきました。
- Charles Lloyd Quartet, Live in Provence 830721, Featuring Michel Petrucciani, Palle Danielson, Gary Peacpok, Woody Sonship Theus (2CD Set)
- Michel Petrucciani Trio Featuring Steve Gadd, Live in Marciac 980810
- Freddie Hubbard All Stars: Here's That Rainy Day, Featuring Joe Henderson, Michel Petrucciani, Buster Williams, Billy Hart
- Freddie Hubbard All Stars: Round Midnight '84, Featuring Joe Henderson, Michel Petrucciani, Buster Williams, Billy Hart
- やっぱり自己名義のトリオ盤の出来が良く、同時期頃録音の公式販売盤に負けない力感溢れる運指が見事でした。無名時の初訪米で、留守宅に上がり込んでピアノで遊んでいたのを電話越しに聴いたロイドが、出先からトンボ帰りするや否や、自分のカルテットに即採用したという逸話がある時期のライブも中々です。その後、コンコードから出たVVでのライブ盤ですっかり米国でも名前を知られるようになった勢いを駆っての、欧州でのハバードとのジャズ祭ものは、面子も良いし、ペトさんの存在感もあります。
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