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2017年9月某日:都美で(ボストン」、出光で「江戸琳派」を見た後、銀座、渋谷、水道橋・御茶ノ水とぶらついて・・・
  • 重い腰を上げて上野の都美で「ボストン美術館展」を見てから、公園内でやっていたどこかの大学の津軽三味線クラブの演奏を少し立ち聞きした後、雑踏をブラブラしました。するとヒョコッと御徒町の「吉池」の前に来たので寄ってみたら、中々お目に懸かれない「タコの卵」がありました。大昔に佐渡で朝市か何かで、こういうものが世の中にあって、しかもそれを眼を細めて食する人が居ると知ったことを思い出しました。そのまま、人の流れに押されて通りを一つ西に辿って、口開けしたばかりの「珍満」でタンメンと餃子の味を、ゆっくりと確認して変わりないことに安堵しました。この店は、もう3か所も移転しているんですが、良い味をしっかりと維持してくれています。
  • 腹を宥めたのでJRで有楽町に出て、出光で「江戸琳派展」を見た後、今や実用にならなくなったトラベラーズ・チェックの残りを、シティ・バンクのリアル店舗で円に全部両替して貰いました。コレで、今日なすべきヤボ用が片付いたので、後は猟盤三昧です。銀座で一軒だけ顔を出して置くショップで猟盤しましたが、収穫はゼロ。そのままメトロで渋谷に出て例の5階にあるレコファンに顔を出したら、少し配置が変わっていたけどジャズの棚の数は健在でした。一通り棚をチェックして思案の末に、「The Dark Side of Dewey/ Carl Allen and Manhattan Projects, Featuring Nicholas Payton」(Video Arts ALCR217)を保護しました。巨漢Carl Allenの余裕に満ちたバチさばきが好きなNelsonの好みにピッタリの良盤でした。
  • 道玄坂の途中から半蔵門線に潜って神保町で降りたけど、いつもは都営線なので勝手が違い、地面に出た時の界隈の様子に戸惑いました。その御蔭で出会いが一つあって、古書センターの最上階に「富士レコード本社」を再発見しました・・・が獲物は無し。そのまま「トニー」経由で大原簿記学校の辺りまでをチェックすると、「いもや」の店舗数が減る傾向に変りは無く、「さぶちゃん」も「一時休業」の貼り紙がされており、時の流れには逆らえないようです。数店ある「さかいや」をハシゴしてから「伊峡」の前を通り、ウニオンジャズ東京でしばしマッタリとしました。この頃は猟盤のダブり回避に自信が無くなり、我がサイトの秘密セクションをアイポン7で呼び出しつつ当りを付けて行って、以下の盤を保護しました。
    1. Lonely Avenue + Newmanism/ David Fathead Newman (Atlanntic/ Colectables COL-CD-6607, 2CD's)
      「Newmanism」の方はかなりチャカポコしますけど、「Lonely Avenue」盤は本線モダンジャズらしさに満ちた良い盤でした。


    2. Alone/ George Garzone (NYC Records NYC6018)
      ご本人のテナーに加えて、Chuck Loeb(g)、David Kikoski (p)、Eddie Gomez (b)、Lenny White (ds)、Mike Mainieri (vb)と言う錚々たる面子に唄まで付いていて、硬派な面と寛いだ面と両方が楽しめる盤でした。
    3. I Want More/ Dexter Gordon (Steeplechase/ Think THCD468)
      デンマーク・ラジオの音源がSteeplechaseでCD化された盤を、「Think!」(ウニオン系列のレーベルらしい)が国内リリースしたものです。付き合っているのが、1964年当時の「モンマルトル・ジャズフス」のハウストリオだったTete Montoliuのトリオなので、Nelsonとして持ってなきゃぁならない盤であり、やっと手に入れたわけです。Dex叔父貴のゆったりしたサックスが良いし、とても目が不自由とは思えないテテの素晴らしいサポートがたまらないライブ盤です。
  • ということで終わった「花の東京詣で」でしたが、へそ曲がりなんで「スカイ何チャラ」とか、「ミッドタウン」とかの未踏破の地が段々と溜まって来て困っています。もう直ぐ浅草寺境内仲見世の家賃が大幅値上げになる予定だそうで、かなりの立ち退きが生じて流通大手の今様店舗に代替わりするんだとか・・・

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