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2017年5月某日:カルチェ・ラタンの中古CD店「Boulinier」
  • サンジェルマン地区の中世美術館で一角獣さんに御あいさつした後の猟盤で、10年前の訪仏時に行ってみた中古CD店「ブリニエ」に再訪しました。国立中世美術館はクリニュー庭園に繋がっており、その辺はボヘミアンの集った「カルティエ・ラタン」の中心地区です。やはりDVDが売れ筋のようで、CD,それもジャズなんて辺鄙なジャンルは端パイで、2階の端っこの棚にチョコッと二棚あるだけでした。


    (2度目の訪問となったブルニエ)

    1. Helen Merrill : Parole e Musica(BMG: RCA Victor Gold Series 74321747982 売価6.5Euro)
      Helen Merrillがローマで録音した盤で、国内盤で出た時は「ローマのナイトクラブで」という邦題になっていて、そんなクラブでコンボ相手に彼女らしいう歌唱が聴きものです。日本に帰って聴いてみて面白かったのが、一曲ごとに先ずイタリア語の語り(Parole)があって、それからヴォーカル(Musica)に入るという仕立てになっていることです。最初は、歌詞の伊訳なのかと思いましたが、どうやらそうでもないらしく、歌の主題となってい情景を巡る詩の朗読なのかも知れません。いずれにしても彼女の歌に、渋い声の男優(Caiatiさんだとか・・・)の朗読が良く合っています。ですから、22トラックながら、彼女のヴォーカルとしては11曲となります。60年代の録音とあって、この人の一番調子が良かった時期ですから、文句なしの絶唱です。伊、英、仏3か国語の解説を拾い読むと、これが1960年のローマ録音で、この他にもオケ相手の録音もあったようですが、その足で日本に来て11月には日本初公演をしたそうです。1966年には日本に移住という感じで、日本でもファンが多かったこの人らしい生涯を送ります。これも、「保護しといて良かったなぁ」盤です。
    2. The Individualism of Gil Evans (Verve 833804, 6Euro)
      コレはこの間棚を探したら行方不明でしたから・・・保護。

      (ブルニエで保護した2枚)

  • やはり日本が例外なのであって、フランスを含めた諸外国では、ジャズの演奏をリアルなブツで売り買いする流れはすたれつつあります。だからと言って、Nelsonはこの頃安くなってきた3TBクラスのHDDに全部移して聞く気がありません。「世の中は世の中、自分は自分」です。

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