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取敢えずの試聴感(1、2週間まで)
  • 使い始めから1、2週間までの間の、取敢えずの試聴感です。
    トランスの使い方
  • 200Vが使えるようになって最初にしたことは、ステップ・ダウン・トランスの慣らしです。出力側に何もつながず、いわゆる無負荷の状態で、しばらく様子を見ました。特に、3kVAのトランスについては、「そんな大容量なもの、つないだら即、ブレーカーが落ちるゼ。」なんて冷やかしも入っていましたが、そんなこたぁありませんでした。確かに容量一杯の負荷をぶら下げておいて、トランスをつなげば、突入電流が大きいとは思いますが、無負荷でつないだだけで落ちる筈が無いと予測しており、そのとおりでした。その慣らし中には、システム及びCD/LPラックを元の配置に戻して、取り外しておいたスパゲッティ、もとい、配線類を確認しながら機器を接続して、100Vで聞ける状態にまで戻しました。さて、電源の入れ方です。調所さんの話では、「トランスの電源プラグの出し入れや、まして安全ブレーカーの入り切りで、電源オン・オフをしない方が良い。むしろトランスも負荷のアンプも常時電源につないでおいて、使う時には負荷機器の電源を入れるという使い方を勧める。」とのことでした。取敢えずは、おっしゃるとおりにしました。通電時の唸りは、どんなものでしょうか。1kVAの方は直近に耳を寄せても皆無ですが、3kVAの方は「プーーーン」という微音で存在を知らせています。3kVAの唸りが気になるかどうか、気になるようなら後日対策を講じることとして、先に進みます。
    入力側の使い始め
  • 次に、入力側の1kVAのトランスにCDPを繋ぎ、その他は既設100Vコンセントへの接続で、しばらく聴きました。ブレーカーから直接にこのコンセントに200Vが来ていて、それに1kVAのトランスだけがぶら下がり、それにCDPだけを繋いだ状態です。しばらく聴いていると、たしかにメリハリが今までとは違っています。でも、いわゆる「天地がひっくり返った」程の差異は感じません。直ぐに変わる方がむしろおかしいくらいだと考えていますので、まぁ、こんなもんでしょう。入力側の慣らしは一日くらいにして、次は出力側です。こっちの方が、変化が多いのではないでしょうか。
    出力側の使い始め
  • 次が、出力側です。同様にブレーカー直結の専用配線がこのコンセントまで来ており、それに3kVAのトランスを直結してあります。現状では、出力側の機器はデバイダーと、パワーアンプ4台の合計5台です。トランスの出口は4個口ですので、とりあえずデバイダーと、ウーファー用のBTL結線パワーアンプを2台、そしてオヤイデのパワー・タップを繋いで、これで4つの出口は満杯です。オヤイデには、中高音用のパワー・アンプ、左右2台を繋いでみました。これで、両チャンネルは対称が保たれており、左右のモノラル運用も出来ています。3kVAの容量のトランスに、1kVA弱の負荷での使用ですから、余裕は充分の筈です。音出しをして、何枚かかけてみました。一聴して(^^;、音の粒立ちが良くなったようで、さらに無音時の静かさが良い感じです。人によっては、「こういう風に余り元気になられてもなぁ、、、」というコメントも出るかもしれません。元気の出る方向にシステムを持って行きたい人は良いんでしょうが、濡れるようなシットリ感が欲しい人には、方向が違うのかもしれません。Nelsonは、元気が増す方向に動くことは歓迎ですので、取敢えずは結構なことです。まだ、音がほぐれていない筈ですから、少し様子をみます。電源の投入は、4台のアンプが繋がっているので、順次投入です。突入電流のこともあるから、その方が良い筈です。
    2週間経ってみて、、、
  • 200V導入後、2週間くらい経った段階では、リキが益々増してきており、自由闊達に音が出ている感が強まってきています。これは、成功といって良いでしょう。でも、「音の出方が、丸っきり変わっちゃったよォ。」というような大げさは表現は控えます。たしかに、パワーアンプを変えたり、CDPを変えたりという、コンポーネントの買い替えに匹敵する変化が出ています。これが、20万円足らずで出来るのであれば、機会があればやることには意義があるでしょう。ただし、電気工事とシステムの解体・再調整には、それなりの手間がかかることは事実です。CDPを買い換える場合のように、ポンと置いて、ケーブルを繋ぎ直すという手間よりも、もっとやる気が無ければ出来ません。Nelsonの場合は、何度も書いたようにリフォームがらみの200V導入であり、リフォームに伴い、大工さんが壁を壊していますので、余計な手間はかかりません。それに、施主側の作業である家具の移動や中身の入れ替えに比すれば、オーディオの解体・再設置は軽作業です。工程の都合で、ジャズ絶ちが少し長かった方が、むしろ精神衛生上はこたえました。
    もう少しやることが、、、
  • 仕上がりの音には、まだ少し時間が要りそうです。どのトランスに、どの機器をぶら下げるのが良いのかということも、まだ判りません。それに、まだ、アナログは全然繋いでいません。これがまた、CDPと一緒で良いのか、別にするのが良いのか、思案のしどころです。そうした上で、更に、一部の機器を既設100Vコンセントにつなぎ戻してみると、これがまたどうなるんでしょうねぇ。ジャズを聴くのが目的ですんで、あんまりオーディオにばかり気を使いたくありませんから、その辺はいつのことになりますやら、、、


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